レイシズム(racism)ってなんだろう?

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社会学についてはこちらの記事もご覧ください:https://loohcs.co.jp/l-aka/sociology/sociology0/


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はい。始まりましたLoohcsアカデミー通称Lアカの時間です。
LアカはLoohcs志塾やルークス高等学院で日頃やっている講義をポッドキャストで配信していこうと。
そういう趣旨の番組なんですけれども、もうLアカかもねずいぶん長いことやってきましたけれども、なんと今日はですね、Lアカ史上初3人で収録ということで、はい。
スピーカーはですねLoohcs社取締役の谷口と代々木校舎校舎長の橋場と、Loohcs高等学院学生の和宏でということでですね、Lアカなんと志塾と高等学院がコラボすると革命だねこれはもうLoohcsっすねこれがないそうです。
それが、これがルークスだということですね塾と学校を、の垣根を越えてのLoohcsというコミュニティですねLアカをやっていこうというとても良いね、回なんですけど、それをね皆さん聞けてとてももう生きてきた瞬間ですねこの日新たな歴史の1ページが始まるところねナポレオンのね、あの破竹の勢いを見たゲーテは言ったらしいですけども、そういう感じですかね。
そうっすね
はい今日はですねLoohcsアカデミー社会学をやっていこうということで、ですが、お2人、社会学フリークということで、よろしいんでしょうかねはい、そうですね、ちょっとはちょっとます。
いやもうまだフリークですね僕ら、うん。
はいそうですね。
はいということで、はいすいませんって言ったんですけど今物殴ったりとかしてないので。
声がねちょっと遠いかも知れない。
マイク近づけてという指示がありました。

アイデンティティとは


でですね今回社会学第1回目はですねこのいっしくんとですね、やったんですけども、社会学をね、学ぶとどんな面白いことがあるんだろうという話を中心にしてきたんですけどこれからいよいよ本題ということで、はい。
今回ですね今回からですね何回かに分けてアイデンティティを巡る問題について、いろんな観点から考えていきたいと思うんですけれどもはい、アイデンティティ、アイデンティティですね。
アイデンティティって何でしょう橋場くん、いや、辞書的には自己同一性とか自己同一性と私が私であること程度にしか認識してないですねそうですね私が私であることね僕が高校生の頃割とアイデンティティなんか、入試大学入試とかでは頻出なテーマだったんですけどへえそうでもないですか印象。
いやあ、あんまりね、聞かないよね、そこら辺ね、橋場くんはねあの石くんは別にloohcs高等学院であの教育受けてるんですけどあの、あの橋場くんはこうね別の高校出身じゃないですか。
そうですね。
何か現代文であんまやらなかったっすか。
いややらなかったですねなんか英語でアイデンティティ自分が自分でやるみたいなそのテンションのノリでしかこの言葉には触れてこなかったなるほどですねでもなんかアイデンティティの何か悩みとか、こうね青年期の悩みといった場合電池や悩みだとかね、よく言われたり。
うん。
うん。
このアイデンティティを巡っていろんな問題があるよってことですね例えばですけども本当にだからアイデンティティで自分が何者であるかっていうことですよね。
要はね、自分自己同一性っていうかね、自分が一体何者であって、他者から、つまり周りからどのように見られているかっていう、そういうことをあの巡る問題で例えば人種もそうですよね。
うん、日本人であること、あるいは日本人に見られることとかね。
うんだから結構ね我々も和服着ないじゃないですか。
昨日ですね、うん。
でもなんかアメリカとかね行くと途端和服起き出すとかもあるじゃないですいや、わかりますはい。
海外に行けば行くほど、日本の良さがかえって何か日本人らしく振る舞おうとして、例えば和服を着てみるとかですね、でもなんかこうねあの海外ハリウッドのあの日本を何かこうね日本を題材に撮った映画って大体何か忍者とか出てきますよね。
うんそうですねはいこれ以降とか舞子とか忍者とかね。
もう何かこうね海外の人から見た日本人だけど日本人からしたら別にそんなこともうやってないよみたいな。
むしろ、むしろアメリカの方に文化近いんじゃないのみたいな感じになるわけですけど、そうですねそれでね日本人が今度アメリカに行くと何か和服に目覚めたりとか、うん。
わかります。

アイデンティティをめぐる学生の実体験


僕も留学してたことがあってハンガリーに言ってたんですそうですねハンガリーなんかそのときや日本人って寿司しか食わないんだろうとかそうそうそうそういうのいろいろあって、その中で和服を着るんでしょって言われて何か行事とか参加するときは和服を着るという。当事者だったわけですね。
そうですねいうことであの橋場くんはあの留学をして、日本人に目覚めたと。
そうっす日本人らしさってあのハンガリー人から見た日本人っていうものを頑張って演じて。数学ができるとか。
ね、そうですね、すごい言われましたね。
はい。
なんかねそういうね勉強できるとかね、アジア人とかね、なんかそういう、何だろうなそういうの例えば何かの日本人であることとかナショナルアイデンティティとか言ったりしますよね。
うん。
あと少数民族とかもそうですよね。
例えば今問題になって中国のたとえばウイグルとかもそうですけどああいうその少数民族のアイデンティティをどうやって保っていくのかっていうのもそうだし日本に増えてきた移民とかもね、あの日本のカルチャーと自分自国のカルチャーどうやって何か調整していくんだろうかみたいな話もそうでしょうし、最近あのテーマとしてこうねこれも大きなあれですけどもジェンダーとかね、はい、うん、自分の性的自認の問題だったりとか、あるいはねあの家族とかもそうですよね。
家族のあり方とか、あるいはこのね、Lトークか何かでうちの高校生の学生とも話したけどセフレとか出てきたりして、恋人ってなんだろうとかね。
うん。
恋人とセフレの境界がわかんなくなってくるとかそういう親密さを巡る。
アイデンティティですとかそういうのいっぱいあるんですよ。
うんアイデンティティといってもというのでこのねの第3回にわたって今のテーマをこう話していきたいんですけども。
うん。
今回はですね人種とかですね、エスニックグループですとか、移民のアイデンティティを巡る問題について、皆さんと考えていけたらと思っております。
はい。
はい。
ですけど早速ですが、人種の問題から入りたいんですけども。
はい。
はい。
人種って何だと思いますか。ざっくりした質問になって、毎度のこと恐縮なんですが、人種

現役の高校生、大学生は人種をどのように定義するのか


人種ってどうやって定義すると思いますか。
学生:肌の色肌の色やね。
うん。
学生:あとよく言われてるのがあれだけど人間が定義するものではありますよねその特徴とか、そういうものに則って外見ってのはすごい大きい要素なんじゃないかな
そうじゃ今2人から外見とかね、肌の色とか外見で定義するという意見もあったのでこれどうですかねつまり日本で生まれたは黒人黒い肌を持った日本語しか喋れない人これ日本人なんですかね。
なるほど、なるほど。
今の定義だとどうやら日本人ではない、ではなさそうになってしまうけれども、そうですねこれどうなんですかね。
いやなんかすごい定義できなくなっちゃいますねさっきの定義もそうそうなりますよね。
うん。
もっと広く言うとねあの肌が例えばさ、人種と日本人とかっていうは違うっていう、うん。
黄色人種の日本人もいれば、白色人種の日本人もいる黒色人種の日本人もいるとそういうふうに言って言うこともできるんですけども、うん。
そうじゃそうなったときに何か肌の色で区別する何か理由というのは何かあるんですかね。
学生:いやぁなんでしょうかねいざ、そう言われるとちょっと。止まってしまうというか読んでしまうところがありますけど
例えばですけど、まあね日本民族ってあると思いますか。
学生:我々があると思えばあると思えば、はいはない気がするな方法。
なんでない気がするんすか。
学生:いやなんか、日本や日本ってやっぱり沖縄の人とかって、同じ日本語喋るじゃないですか。でも、その文化的には全然全く違うものだったり、
距離もある程度遠かったり1970年代からやっと返されたって日本大きな一時期45年ですよねみたいないろいろ、本当に何か、いや、必ずしも何か日本47都道府県が何か単一のあの日本国だみたいな感覚はちょっと違う気もするなっていうふうに思います。
間もあるじゃないですか言うとかね、沖縄の人はねウチナーンチュとかヤマトーンちゅとかね区別したりしますけど、じゃあまそうそうとも言わずとも日本民族と朝鮮民族と区別されるのかっていう問題もありますね、確かにみられたときに区別はされないそうですよね。
うん。
だから僕もねなんかフィレンツェに行ったときに、うん。
中国人に中国語で話しかけられました。
わかります僕も似たような経験したことがあったんマレーシアに住んでたときに、あの韓国のおばちゃんに韓国語で、アニョハセヨって言ったらわかるのかと思ったらしくずっと畳みかけられたり、はいとそういうことはねだから我々同じアジア人は言ってねあえてアジア人って言葉いますか。
とアジア人でさえ、ね、実際区別つかなかったりします確かにねっていうので何かこうねなんとか人種とか何とか民族とか、我々なんかこう、なんかよく使いがちですけれども、うん、よく考えてみると何なんだこれみたいな。
いやそうですね確か、うん。
でね近代社会ってのはある種の白色人種、括弧付き白色人種優勢な時代なので、うん、ね、我々例えば遠藤周作とかですね、やっぱり自分の肌が黄色いことなら悩むわけですよ。
うん。
そうなんですはい。
なんかね、ね、小説の中でね、白人女性と付き合ってて鏡を見たときに、こんなに美しい白い肌と、今何か自分も白い肌だと思っていたけれども、何か白人女性と比較するとあまりにも何か淀んでいてていう何かそういうねなんか一節を書いてたりとか、もちろんね黒人はね肌の色だけで差別されてきたっていうのもまた事実ですからねアパルトヘイトとかもそうですし、アメリカのね、黒人というだけでバスのある席に座っちゃ駄目とか、トイレは開けるとかトイレ分けるとか、それは南アフリカでやられてることですけども、なんかそのね肌の色って確かに見分けやすいけども、一見、うん。
ので何かこうねあの区別しやすいじゃないですか。
はい。
一見ね。
うん。
そうですね。
なんかねそれでさ生物学的にさなんか何とか人種とかさなんかこうね、あのコーカソイドとかねなんかそういうことモンゴロイドとかそういうことを言ってしまえばなんかすごい、なんかもう自然に決まってるみたいな、うん。
もう人間の本質だみたいな感じになるわけですけども、うん。
でもこれ定義次第でもういろいろなりますよね。
そうですね。
うん。
僕らはあの、欧州に行けば僕らはアジア人として認識されることもあって、はい、韓国に行ったらもしかしたら日本人になれるかもね沖縄にいたらヤマトンチュ。
そういう僕がそうですよね。
うん。
だから我々ね今言ってくれたように、ヨーロッパとかアメリカに行けばアジア人だし、うん。
今度はね韓国行ったら日本人だし、沖縄に行ったら内地の人だって言われたりとか、何かこう、
ですまさにアイデンティティの問題じゃないですかそれって、はい、私って誰なんだろうみたいな、うん。
そうか自分が日本人なのか、アジア人なのか。
そういうのって伸び縮みするわけですよね
だって、例えばアジア人になったりとか、ああなるほど、日本人だったりやまとんちゅになったりそうですね変化していくわけじゃないですか。
うん。
もちろんその人種って言ったときと今話してるのは厳密に言うと区別されるわけですけどつまり人種っていうのは例えばモンゴロイドとかね、その黄色人種とか白色人種とかっていうものと、日本人ってのは全く別な概念なんですけども、これが何かこう結びついていきますよね、実際ね。
黄色人種は日本人であってとかね、そういうイメージが作られていくわけじゃないすか。
だから黒色人種であっても日本人であることは全然ありうるし。
うん。
だからあの黒人で日本と日本語しか喋れないって人いっぱいいると思いますし、ウエンツくんとかもねなんかハーフだったけど、英語喋れないとかなく凄いでもなんか英語喋れそうな見てくれしてるから、すごいなんかつらい思いをしてたとかね、こう言って言ってたじゃないですか。
うん。
うん。
いわゆるね白色系の血が入ってるんでしょうけどあの日本人ではあると。
割と純ジャパではあると、うんっていうのでですね見た目と、何か実際その人がどうなのかってのはかなりずれてしまうわけですよね。
うん、確かに。
だから日本人って、例えば例えば私は日本民族ですとかそんなこと一言一口に言っても実際何かこう、なんかよく考えてみるとすごいなんかよくわかんなくなってしまう、うん、うん、ということで、はい。
習慣も違ければ喋る言葉さえ、なんかそうですね。
でも沖縄の人も北海道の人も日本の人もってか日本っていうかね東京の人もみんな同じ日本人とこう言えるのは一体なぜなんだろうとかね。
うん、確かに。
はい。

日本人ってなんだろう


ここまで話して日本人ってなんだと思います?
学生:何かすごい今までの話を聞いてると、そこに既にあったものというよりは、何か、誰かに作られたものっていう感じがすごいしますね。
うんたちが日常的に考えて何か作ってることなのかなと思えるんですけど、構築物ですかね、はい。
いわば構築物というね、というふうに日本人は構築物だった。
物ですか、どうなんすかね。
うん。
日本人は発明されたものだと。
なんか、江戸時代って日本人って概念はあったんですかね。
ないつまり、うんね日の元みたいなことが言われたのが確か何年でしたっけ一番最初に言われたのが7世紀とか何でしたっけちょっと記憶はあれですけどあのす。
つまり外交するときに言ってただけなんですよね。
そうですね。
だって外交しなければ別にね例えば、ね今日本列島ありますけど、何だろう、別に何だろう言葉が通じる人たちだけでやりとりしてたら別に日本っていう人ないから、言ったときになんかアメリカとかね、ロシアとかがやってきたりして、うんなんか開国せよみたいに言ったときにお前は何なんだみたいなったときに、我々は日本だみたいな。
うん。
なるほど。
そういう必要性が変わらない限り、日本なんて必要ないわけですよ。
概念ですね。
つまりやっぱ外交文書で出てくる言葉なわけですよね、元々はね。
うん。
日の本とか言ったのがそうですよね。
その聖徳太子陽いづるところの天子日沈むところの天子に謹んで何とかみたいなもありますけども、そういう意味では何かこうねあれですよねやっぱり外交用の言葉であって別に何か自分たちが日本人だって意識する必要があんまりないんですよね普通に暮らしてたら、うん、だってなんかこうね、別に何とか町に住んでるだけでいいじゃないすか。
うん。
確かに、あるいはね、どこ出身どこで済むじゃないすか。
うん。
あの日本人同士いわゆる日本人同士の会話そうですね。
うん。
でもアメリカとか行くとあなたなんですかジャパニーズですとか言うみたいうん。
だから江戸時代に日本人なんていうね、区別があったのは一部外交をしている将軍家とかなんか日本ということ便宜的なものがあっても末端の人々まで日本人なんて意識は持ってるはずもなく、うん、そうですねなんか外国との繋がりとか意識する機会とかもあんまなかったわけですはい、うん、まあねそうですよねだからだからねただそれが面白いことにやっぱりそれがある程度こうねなじみのあるものになってくるともう我々は別に日本人だっていうふうにね何の変哲もなく思うわけじゃないすか。
うん。
ていうことは常に他者の目にさらされてるってことですよね。
確かにそうですね。
はい。
うん面白い話があって、明治維新のときにですね、やっぱりその戦というものは武士がするものだったので、基本的には、うん。
明治維新もね下級武士たちが担い手になったみたいな側面もあったりするんですけども。
うん。
だから明治維新でいろいろ戦ってるわけですけど、こうね農民とかからしたら何か戦ってるなーみたいな。
うん。
うん。
蚊帳の外なわけですよそれがですねやっぱり日本はなかなかすごくてですね、日本という明治政府という国政府は改革を進めてですねやっぱその数十数年後にはですね、中国、清ですけど、清相手に日本軍として戦いに行くわけですよ。
すごいですね。
はい。
はい。
そのためにどんなことがあったんでしょうね、教育現場とかもちろん教育とかでもねねあなたたちは日本人ですっていうふうなことをこうね、を言ったりしなきゃいけないですし、はい。

江戸時代にタイムスリップしたら”日本人”をどうやって説明するのか


あと何か逆に何があると思いますかどうやったら、いや私達今日本人だって当たり前に思ってますけども、うんね江戸時代にタイムスリップしたとしてですね、はい。
あなたはあの明治の政府の官僚とか政治家とかとしましょうみんなあのね、私は武蔵の人だとかね、上総の人だとか下総の人だとかね、下総のもっと言うと下総の例えば何か何とか町の何とかだってね。
言ってる人たちにこれどうやったらあなたたちは日本人なんだぞとかつまた日本のために命を落とすと、こういう言わせるためにあなたは何をしますかっていう
学生:難しいですね。
学生:僕だったら、あの敵の存在をすごい刷り込みをロシアという大国があってそいつらの何か白い肌でめっちゃムキムキの奴らが、この日本って通じるのかわからないんですけど、君たちの土地とかそういうものがどんどん奪われていくはいはいそうなったときに、なんかあの、
海外と比べて日本ではすごく遅れてるから、軍というものを日本で作らなきゃいけないんだっていうふうに、僕だったら僕は敵を作るっていう方法
谷口:敵を作る方法はわかったんですけどその表現媒体何にします。
学生:新聞とかですかね新聞とかさ、文字が読めないで文字読めないですよね、今度ね、はあ。
かわら版とかってその時って、いやあれもう読める人はあのトップだトップっていうかだからその江戸時代ですねかなりあの階層的な身分制度を敷いてたので、その士農工商とかじゃないっすよ、町民の中でも例えばな、町内会長みたいに言ったわけさ-で町内会長は当然町内会長レベルになると文字読めなきゃいけないけど、うん。
何か町内会長のそれ以下は別に読めなくてもいいんで町内会長が御触書にこういうことを書いてたんで、うん。
皆さんここですよ。
ていうのを言えばよかっただけで。
そうですね上、そうなると識字率を上げないとどうにもならないっていうのをやっぱり一つですよね。
うん。
歌で歌っちゃえばいいんじゃないですか歌ってのも大事ですねはい。
文部省唱歌とかもね、結構割と初期の文部省唱歌って皆さん歌うじゃないすか。
うん。
なんだろう例えば、うさぎ追いしかの山とかですね、ああいうの通じて確かに言ってくわけですよ。
だってあのね志を果たして、いつの日にか帰らんとかね、うん。
なんかそういうなんかちょっと何かこうね気持ちを高ぶらせるようなはいこと言ったり蛍の光とかもですね日本の領土がどこまでなのかみたいなことを話したり蛍の光とかですね、
割とこうね子供たち日本がどこまで広いかっていうのを擦り込んだりしてたわけですし。
そうですね歌に国威発揚的なね。
うん文部省唱歌った会社もね例えばあとは、あの日露戦争の英雄のですね廣瀬中佐の歌とかもありますよね。
へえ
1年間の廣瀬中佐っていうです日常戦争ですね活躍した武神として祀られた人がいるんですけれども。
はい。
彼はですね勇敢だったってことですね。歌い継がれてですね。
そういうのはやっぱ歌うわけですよ。
文部省唱歌ですからね学校教育現場で歌われるような歌ですよ。
うん皆さんね、はいもちろん皆さんね我々の時代ではもうそういう雰囲気は脱色されてますけどそうっすね。
はい。
3番とか4番までたどってみるっと意外と結構なんかね。
そういうことを歌ってたりすると、そうですね。
歌は一つですよね。
うん。
新聞も確かに識字率がいい人にはいいでしょう、有効な確か。
あれですよね。
うん。
あと何かあります。
何でしょうね。
何だろう。
なんか、日常生活で何か政府の存在っていうのを知らせるように動くと、何かその時って村ごとに多分当地とかがあったと思うんですけど、なんかあの、国から例えばあの県にいろんな人を派遣して、廃藩置県とかもすごいその一環だったのかなはいので、
明治政府は確かにあの中央官僚を地方に派遣してやってはいましたよね。
うん。
あとあれっすよね。
さっきのいろんな沖縄の人も、北海道の人も、要は、戦争するってなったら、まとめなきゃいけないじゃないすかってなると、言語が通じる必要があるから、やっぱ文法整えなきゃ文法とかね、そういうのも必要ですよね辞書を作るとかねはい。
そうですね東京の方言をそうそう標準語に辞書を作るとかあと絵を描くとかね。
あとあの天皇の肖像画を配るとかですね、旗とか旗もですよ国旗とかね、国歌とかですね、歌とか旗とかあらゆる思考シンボルみたいなものを総動員して、日本はこれだみたいに本当言ったら日の丸で日本っていったら君が代でみたいな、天皇でこれはもう沖縄もですね当時はねやっぱり沖縄さっきも言ったように、沖縄を巡ってはですね日本政府、明治政府の中でもかなり見解の相違があって、うん。
沖縄は併合するのみたいな、それとも間接統治がいいのみたいな薩摩藩が統治した、元々はね、1600年ぐらいにあの島津家がですね沖縄を統治して、ただ沖縄別にそんときの何だろう、国のあり方って今みたいになんかここからここはここの国が持ってますとかじゃなくて、沖縄薩摩藩にも服属してたしあの清王朝に服属してるって過去20付属と日本の日本の薩摩にあの、とりあえず貢いでるって感じですよね、みかじめ料払ってるみたいなの不思議ですねそっちはまあそうですねて、それでですよ、そんなことがあったんで沖縄ってかなり、沖縄元々中継貿易、そのずっとですよ、あの中世かけて中継貿易の拠点だったので、フィリピンとか、
うん、あのタイとかもですね、合わせた。
んで、かなり文化違ったわけですよ。
うんもちろん今でもね言葉も違うし、うんっていうので、日本人にするの結構大変じゃんみたいな。
うん、昔そうですね。
ていうので、沖縄はちょっと日本人云々確か日本の息がかかるようにしないといけないけど、こいつは日本の直轄領というかですね直接統治するとかなり面倒くさいから、うん。
いやあ、間接統治ぐらいがいいんじゃないかとかね。
いやいやでも何か中国に取られたらみたいな、いや中国が取られたら、そのね、領土ここ取られちゃうんじゃないかみたいな。
いやどうするみたいな、いやもう日本風土教育とか始めると、めちゃくちゃコストかかるよねみたいな、うん。
厳しくないとかね、何かそういうことを普通に結構議論してるんすか真面目にもちろんですけど当時の国際社会はですねもうあの領土確定の時代に入ってたので、他国は何とか誰の領土ですみたいな、うん。
ていうので日本も沖縄をちゃんと併合しようとなんかもう二重服属みたいな。
のでいいんじゃんみたいなときの明治政府で思った人たちもいたわけですけど、それはもう国際社会は許さないわけですよね。
なるほど。
そんなのはあの近代国家じゃない。
だって、その領土どっちなのって言ったときにいや、中国にも使えてるし日本にも使えてるみたいな。
いやいやいやそんなこと言ったらわかんない形でね、例えば沖縄に来た例えば沖縄にね、例えばアメリカの船がやってきたときに、どっちのなんかどっちの支配下にあるんだみたいな。
どっちと取りそっちもわかんないから決めてくれみたいな感じで、もう並行しようみたいな。
なるほど。
そんぐらいゆるゆるかったものをどんどんどんどんこうねあれしてるわけですから。
うん。
そんときにやっぱりかなり教育を徹底的にやったみたいですね。
日本府で日本風の名前にするとかね、名前もですよね、どうぞうんあの朝鮮とか併合した後も名前変えさせせたりしますからね、日本府の、うん、はい、日本府の名前にするとか、うん。
でも、あらゆる何か媒体というかシンボルを日本ふうにして、なんか日本人だよねみたい。
うん。
だからね戦争したときも陣地に旗立てたりするじゃないですか。
うんないのもそうですよね。
そうですね。
うん。
そういうのを動員しまくって、ラジオができたラジオも使うこういう感じで。
なるほど。
うん。
じわじわとじわじわとね、はい。
何か我々日本人だぜみたいな、同じ日本語者だけ同じ日本語喋ってるか標準語の訓練もしないってなるほど。
やっぱメディアを統一していくっていうのが、メディアを通じて統一していくかなそう、そう、でもみんなが見てるメディアを作るっても大事なんですやっぱり、うん。
テレビとか、はい。
それも先ほどちょっと話先の話ですけど、なんか標準語みんな喋るようになったね。
だって昔は前の別のラジオで見たかもしんないすけどあのね薩摩の人と山口の人ら長州の人では全然話通じないみたいな。
うん。
そうなると、軍隊とか集めてもね、話が通じそうなんですよだからそこもあるので、軍隊をですね各地方ごとに師団を作るわけですよね。
うん。
それはあの話が通じないと困るからなんですよ。
はあはあ。
昔鎮台っていうのがあったわけですけどその鎮台があるようなところに師団を置くわけですね例えば東北だったら何とか手段とか、うん。
その東北の人は集めるだけ。
うん。
東北の人を集めないと、これ東北の人たちとなんとなく話が通じるみたいなそうなるとすごい面白いっすね。
日本語っていうものもやっぱそれ以降に平等化されてたってなると、江戸時代とかで通じなかったんです。
文書ですよだからそれが漢語だったらうち看護でもない日本語で普通に日本語の文章は通じるんですよ。
でも喋り言葉通じないと、それだけ逆に文章優位なんで文書通じるから、逆に漢文使えてれば朝鮮とかあのね、なるほど中国の知識人とは全然その漢文でやりとりで逆に言うとね、話し言葉と書き言葉が一致しだしてから、もうすごい閉じるっていうかドメスティックなコミュニケーションしか基本的にできなくなっていって英語がやってくれて英語やんなきゃいけないみたいでもう文章がちゃんと文書でやりとりできる時代であれば中国でも、ね、韓国でも台湾でもねある程度の知識人であれば、漢文を通じてだからあの孫文とかね、あの、中国であの革命を起こした孫文とかですけど、孫文とかはあの日本人と全然会話できたわけですよ、文書でのでかなり日本人の中でも孫文を応援してた人たちもいるし、解体新書も漢文で書き起こされてたりしたそうそうそうそうそう。
基本的にアカデミックなものは漢文行政文書とか手紙とかは日本小説とかは日本語、うん。
そういう時代が江戸時代までだけですけどそれを全部崩してですね、うん。
一時期、これもちょっとこぼれ話ですが完全に日本語をローマ字にしようって言ってた人もいますねへえ。
うん。
はい、ヘボン式のなるほどこれじゃもうね、もうこれじゃ読みづらいってことで、その話し言葉と書き言葉が一致して、会ったこともない人が日本人で感覚を共有してるってのは江戸時代前ではすごく異常な事態は異常なんだと思いますよ。
なるほど。
あと漢字とかもね常用漢字とか作ってもそういうその一つですねうんそれを教育しやすいように覚えるべき漢字を決めるとかっていうんね。
そういうことをやっていくとなんとなく日本人みたいな意識がだんだんと生まれてくるっていうんですしこれは何かあの理論的な話なんですけども、あの官僚たちを旅をさせるとかってのもよくある手法だって言われてますよね。
なんかベネディクトアンダーソン、『想像の共同体』っていう話です。
はい。
あのだから、つまりね、例えば東京で生まれ育ったねねちょっと賢い人がそのまま官僚になったとするじゃないすか。
うん。
このこいつに旅をさせるわけですよ、北海道から沖縄まで。
うん。
そしたらここまでが俺ら同じ日本人だなみたいな。
旅をさせることで自分のメンタルマップを広げていくわけですよねそしたらなんかここが日本か。
愛すべき国土かみたいな、お前生まれ育ってないやんみたいなそういうことが旅することによって何かめちゃくちゃそうそう愛着が愛着が湧いてきたりここまでかみたいな感じになってくるし嫌だってさそうじゃないですから例えばね、例えばですけど大きな大きなとかね北海道とか信仰されたり、経験もあるわけですけどね、これね。
我々の愛すべき土地だからみたいなそういったことあるみたいなんで今国後島とか北方領土のねあれもねなんか国土を守ろうとか言ってますけど、行ったことあるって言われたら行ったことないよね。
うん。
とかね。
うんそういうなんかでも何かやっぱりここは俺たちの国土だって思うっていうのは、何か特殊な訓練を授けられているとそうですね、これが日本人という意識を翻って作っていったりもするんだっていうことが言えるわけですよね。
なるほど。

レイシズムの意味とは


ていうので人種とか、例えば何人とかっていうのは、かなり何か伸縮するというか、伸縮する概念なんだと。
うん。
なんですが、なんのですがなんか、人種差別みたいなことがやっぱり起こるわけですよね。
うん。
確かにこれレイシズムってやつですけどもはい、はい。
何か日本でもねヘイトスピーチが規制されたりとか、うん、してますけども、ある特定の人種とか民族集団に対して、制度的に差別したり日常的な実践の中で差別したりすることをいわゆるレイシズムっていうんですよね。
はいただねこれもだから何でなんだろうってななるとちょっとこうね、さっきの何かこう人種概念の積み重ねとかね何とか民族概念積み重ねから、あいつら劣った民族だとかっていう感じになっていく。
わけですよ。
当時確かになんか日本人自体もねチビッころで平均値だ平均身長150何センチとかですね、なんかでねちっちゃいから弱いみたいな。
そうっすねなんかそういう話は聞きます。
なんかロシア日露戦争の風刺画で日本人すごいちっこくて、はい、ロシアがでかくて周りの国々もでかくてそうね。
うん。
ああいうのも一つのレイシズムですよね、確か。
うん。
また、ただなんかレイシズムそのねなんかちょっとね、前世紀の遺物なのかというとそうでもないと。
うん。
今でも全然レイシズムはあるわけですよ。
うん。
これ問題なのはよく考えてみると、なんかね橋場くんが言ってくれたような人種とか何人とか何民族とかって構築された概念にも関わらず、いや何か本質し、それ何か変えられないものだというふうな感じに何か取り違えられていってしまうっていうことに、一つレイシズムの問題がありますよね。
うん。
なんかそれが当たり前、日本人であることが当たり前だって認識することによって、自分が日本人以外の人と違うっていう感じに芽生えちゃいますよ俺は生まれたときから私は生まれたときから日本人であって、日本人以外の何物でもなくて、うんあいつらとは違うとあいつだとは違って、なんかあいつらは劣っていてみたいな。
なるほど。
なんかそれはただ何か歴史的に見てみると、かなり一生懸命みんなで作り上げたその概念あるいは文化だったけれどもそれもある程度落ち着いてきて習慣になるとなんかもう過去から日本人という。
ね、ただ日本史とかもね不思議って不思議ですよね、縄文時代から日本史とかね。
確かに、日本って概念は別に、そうそう日本の概念史だったらそんなに古くまでいかんだろう。
うん、うん、日本のあけぼのとかでね。なんかあの縄文時代とか先史時代まで、記述が始まったりしますけどちょっと奇妙っちゃ奇妙ですよね。
学生:「この土地史」っすよね。
列島住民史とかね、それでしかない。
平安時代とかもね、ほんの日本の一部の地域の一部の宮廷で行われてたことが唯一残ってたから、まあそうですよねだから確かに正確に言うとだから今で言ったらだからあの霞が関しとかね永田町史、実生活が何もそうそうあのたまにあの永田町とかあのイノベーターって呼ばれる人がいて、その武士で見たいうんなんかあの人、日本大企業史とかね、日本大企業史がなんか幕府の歴史みたいな感じもしかしたらあるかもしれないです。
うん。
学生:いや、現代の上で捉えるとすごい滑稽ですね。
うんもちろん彼らは官僚たちを地方に派遣して、かなりね、いろんな地方隅々にまで彼らの権力を呼ぶようにはましては言ったんですが、ただ我々が学ぶことの大半は、霞ヶ関史というか永田町史というか、平安時代とかですよ。
うん。
そうっすね。
うん。
日本だっていうふうに、日本の歴史だって日本の国ごく一部での歴史でしかあり得ないし、文字が書けない以上は、文字が書ける人たちの歴史しか、確かに基本的には、わからないと。
でもそれが何か日本の歴史というふうに捉えられていくわけですよね。
うん。
こういうだから歴史というのもある種、
日本人としてのアイデンティティを作ったりしますよ。
だから、そういう意味では、そうですもんね。
大和の国である日本がみたいなケースってそうそう戦前のね日本史とか読んでみると結構面白いですよ列伝形式なんですよ。
そう、なんか織田信長と改革の時代とかですね例えばですけど、織田信長という人物はみたいなところから始まるんですよ。
へえ、物語みたいなだ。
今はすごいねあのね、ただただ編年体というか、何年に何があったんですなかったみたいなすごい無味乾燥な記述が並んでるけど結構戦前の歴史は結構面白いっていうかねそういう意味でねそうはあ。
そんな感じはしております。
はい。
でそういうものが本質主義化していくと、レイシズムみたいな、うん。
例えば何か歴史を使うとかもありますよね、あいつらには劣った歴史しかないとかねな。
だから日本の歴史と例えばですけどこれは不快に思われる方もいるかもしれないすけども朝鮮の歴史を比較してみたら、何と日本の進んでいることかみたいなことをよく言う人たちもいますよね。
うん。
はい。
これも一つ歴史というのも一つのレイシズムの材料になるっていうかだってあの人たちの方が全然なんか歴史なくないとかね。
うん。
そうですね。
学生:なんか、西欧側から見たら、その未開社会ってのは歴史の積み重ねも欠片もない。はいような社会だっていうふうに、ような考え方に今の考え方となってもおかしくない感じがすごいありますよね。
というので、実際確かに何だろうねあの新大陸に到達したねスペイン人とかね、アメリカ人とイギリス人もそうですけれども、人だと思ってないですよね。
完全にねですね、動物だっていう感じの扱いですから。
うん。
はい全く結構面白いんですよあのインディオに関する簡潔な報告とかっていうのはですね、ラスカサスっていう人が出ししていて、それはあのピサロとかの連中があのアンデスアメリカとかを攻めたときにいかに残虐なことをしたかっていうのを何だろう報告している報告書があるんですけどもそれ見るとかなりひどいですねやっぱりね。
はあ、うん動物を追いかけ回して殺すみたいな感じのノリで子供を殺したりとか普通しているので、はい。
なるほどだから普通にあんまり多分人だと思っていない。
ていうのを彼らはその生活の形式があまりにもプリミティブで、歴史も記されてなくて、うん、うん。
だから別に何かその辺に何か勝手に住んでる動物と一緒でしょみたいな。
さあここに文明の光を与えんとすとかね、そういうもうなんかあいつらは悪だとかじゃなくて、うん。割と純粋に小動物として扱うとか、うん。
純粋に劣った民族として扱うとかそういうのが意外とレイシズムの根源になってたりしますよね。
だから日本でもねあの文明を与えんとするみたいな感じで台湾とか併合したりしたわけですから、うん、大学作って、うん。
文明の光をまず与えてあげたと。
うん。
だからある種の善意じゃないですか。
うん。
なるほど。
はい。

エスニシティとは


ということでねレイシズムというのは意外ともちろんね、レイシズムってだからあいつら滅ぼさなければならないとかそういうのじゃないかったりするのが厄介なところですなるほど。
何か自分の人種とか、そういうものを盲信するがあまりに善意としてやっても、ということが全然ある、ありうるってことですね。
それがね形だけ残っていくと例えばね何とか人は出ていけとかそういうヘイトクライムとかにもなったりするので、レイシズムというのはいまだにこうね、あの大きな問題で、ありますということですよね。
この辺がですね民族とかあの民族のエスニシティとかですねエスニシティとかある種の民族って今まではこう言ってましたけども、厳密に言うのであれば、エスニシティ民族って言われたりすることもあるんですけども、エスニシティという単語はある集団を他の集団から区別するための文化的な慣わしだから日本人というのは日本箸を使って何とかしてとか、はい行動なんすね。
そうですねだからある種何だろうつまり人種とか言ってしまうと肌の色とか、そういう何か本質主義。
本質的なところに、うん。
あの、力点が置かれちゃうので、そうです。


ある種、何かある特定の文化を共有している範囲を、エスニシティ、民族って言わない訳しはしないですけど文化集団と呼びましょうっていうのがエスシティなんですけども、だから今まで議論してきたようにこのエスシティの日本人というのもエスシティなわけですよ。
はい。
このエスニシティが、我々にとってはアイデンティティの基盤であるんですが、うん。
同時に、ここのエスシティ何を含むか含まないかというものにかなり論争が起こるというかね、差別が発生する土壌でもあるっていう。
なるほど。
だから我々にとってエスニックグループとかエスニシティがなければ我々が一体何者なのかということが宙ぶらりんになってしまうが、逆にそれはすごい、そこに含まれない人には排他的に働いてしまってうん。
日本人であることには誇りを持っているが、日本人でない人にはちょっと排他的になってしまう。
うん。
ていうのはあるんですよね。
これがレイシズムなんだという話でしたね。
なるほど、なるほど。

マイノリティとマジョリティ


このある種のだマジョリティーが形成する文化的な習慣に入れない人。たちのことを一般に、マイノリティですねはい何かマジョリティーというのはある種もあるエスニシティ、つまりあの文化的な習わしを共有する大集団であって、うん、うん。
そこに入れない人たちを一般的にマイノリティって言うわけですよね。
うん。
だから日本で言ったら例えばね在日の方もマイノリティでしょうし。
あるいはだから会社で何か男たちが幅を利かせたら女性はマイノリティでしょうし異性愛が異性愛者たちが幅をきかせてる中では、
同性愛者はマイノリティであるというふうな形でだからいろんなマイノリティのあれがあるわけですね。
うん。
あと何がありますかね?
学生:なんかその、あらゆる生活の場所にあるって考えると、学校で最近言われるなど、まあインキャとかそういうそういう発想のもしかしたらスクールカーストである種、一般的に括弧付き底辺と呼ばれる人たちをマイノリティだったりとか、そうかもしれないっすね。
確かに学校文化に乗れないやつみたいなね。
うん。
スマホ持ってない人とか、スマホ持ってない人も確かにあれですね持ってないマイノリティですねしますね。
はい。
あとは何かありますかね。
うん。
どうでしょうね。
学生:何かこの学校じゃないすか。(笑)
(一同笑う)
あのね確かにね一般的にねいう高等学校からすると全く異なる文化的な習わしを営んでるマイノリティーたマイノリティですよね。
というのでそういうのがいろいろマイノリティなわけですね。
だからなんだろうねあの男女はもうね大体その同じ数しかいないんだから、うん。
全くマイノリティじゃないじゃないかみたいなね。そういう話もありますけども、そういうことではなく、はい、そういうことではなくですね、何だろう、そういうつまり社会の大きな意思決定をできる集団から弾かれてるってことが大事になるわけですね。
うん。
なるほど。
学生:だけどすごい面白いなと思ったのが、このルークスがね社会全体から弾かれてるみたいなはじかれているかというか、主流ではないですよねなったときにもが社会から見たらそうなのかもしれないけど、逆にLoohcs内部でそのカルチャーに合わない人は、もちろんそうです。
だからマイノリティみたいなものは重層的にそうですね。
うん。
なるっていうので、また、どこの前に置いてどっかのね、マジョリティーになるかもしれない可能性もあるせいもあるっていうっていうのでそういうことを考えるとですね、あのマイノリティとかマジョリティーとかっていう概念も、またこれ伸び縮みするわけですよね。
うん。
うん。

移民の話


ということでね、マイノリティ、いろいろありますけれども、最後に議論したいのがですね最近増えているマイノリティのマイノリティ集団の一つでもありますけど、移民ですよね。
いいですか。
はい最近ね入管でね、問題になってます。
入管のね、あまりにもひどい扱いが、はい。
あれもねやっぱり結構だからそんなに何か、こいつの駆逐してやろうとかそういうんじゃないんだと思うんですねわかんないんすけど、適当ですけども、なんか本当に何か何か日本に不法入国してきたんじゃないかとかですねなんかそういうある種何かを善意からくるレイシズムみたいなものももしかしたらあるのかもしれないですし本当に何か、あれは割とこうねレイシズムとか何かマイノリティの問題とか考える上では入管のね、うん。
あれはかなりはい。
何だろう、なんか典型的な例な感じはしますけど。
うん。
グローバル化するってことはつまりなんで今もですね東京に住んでる方はよくわかると思いますけども、コンビニはほとんど移民ですよね。
そうっすね。
いやあ、すごい本当に多いですね。
牛丼屋とかそういう安く品物を提供するところも移民ですよね。
うん。
うん。
ていうのも実習制度名ばかりでまあまあの日本を移民がね統計上あんまりないことになってるわけですけど統計のマジックなのでめちゃくちゃ意味いるわけですよ。
うん。
あの技能実習生とかそういうのも含めてですね日本はかなりの移民大国でなんですよね。
なんでかって普通に考えれば日本はまだ世界第3位の経済大国なのではい。
当然のように移民受け入れないといけないし、日本はもう物価もあがらないので、でですねということ牛丼チェーンが生き残れてるのは移民が、日本人よりも安く働く移民がいないとコンビニも24時間空けれないし、うん。
牛丼屋も24時間空けれないし、なんなら牛丼にあいてないけど、牛丼屋あんな開いてるとこもあんのか、あんな安い値段では提供できないわけっすよ。
国内の人雇っちゃうと、人件費だけでそれの異常になってしまうので、うん。
ていうので我々の安い生活は移民なしではありえないと。
うん。
いや、それでもやっぱり牛丼屋とかコンビニとかにたくさんあの移民の方々が働いてるのを我々が日常的に見る中で、移民イコール、こういうところで働く人みたいなそういうね、移民だからでしょみたいなね。
うんそうですね今まさに作られてるとも考えられるんですだからああいうなんか底辺労働してるみたいなねどうせ意味なんてみたいなね何か鶏卵問題っすよね。
そうですね。
いや、そうじゃない因果が取り違えてるというかね、我々がつきたくない仕事を移民がやっていると、日本もですね製造業とかでもあの移民たくさん雇ってますんで。
はい。
我々は見えないですけども製造業にいる移民っていうのは、ただ日本もね、あの、タイとか中国とか韓国とかと価格競争しなければならなくなったので、移民を入れないと、価格が負けてしまうみたいな、ので移民いっぱい入れてますけども、あの漁業とかね、農業とか林業とかでも実はいっぱい移民が入ってるわけですよ。
うん。
うんその中でね、あの環境が悪かったりあと中国の高齢化も来るって今言われてるはい。
そこに移民が吸い寄せられるっていうふうになると、何か日本にはあのお金的にもあんまり来るインセンティブないしなんか来たら来たで何かそういうことをねはい言われてますよねそうなっちゃう気はありますよねそういう風に、日本そうですよね何だこの日本はグローバル化した中で、生き残るために移民を入れなければならないがしかし日本は低賃金だしなんか日本人はすごい差別するし、暴力も振るうしとかなったら移民もね入ってこなくなるだろうしとかないと今度はそういう仕事誰がつくのみたいな話にもなって、来るわけですから中で我々あんまり移民の問題そんなに多分真剣に考える機会があんまりないと思うんですけど本当は身近なんですけど身近じゃないようになっているのでそうですね。
わかんないすけども、あと意味っていうのは、それは考えなきゃいけないですよね。
あと移民っていうのはやっぱりこうねあの植民地主義植民地の時代の名残が残ってるわけですやっぱり、うんと言うとと言うとだからつまり旧宗主国に行く割合が多いわけですよね。
例えばオランダ領インドネシアとか、フランス領あのベトナムとかですね。そういうのあるわけじゃないすか。
はい。
そういう旧宗主国に行きやすいとかですね、これは今植民地ってほ実質ないと言われてるねあらゆる国が独立したとちょっと今ロシアきな臭いですけども、そういう中で、植民地ないよって言ってるから、そうなのかって別にそういうわけでもないわけですようん。
植民地時代のこの名残が、実はただ、昔の宗主国つまり、その植民地を治めてた国にわりとその人が行ったりするし。
うん。
移民を排出するような国っても旧植民地国っていうね。
そうですね。
はい、構図的にはまだ維持されているような感じがありますね。
というのでそういうなんかミクロに見ると我々移民どうやって社会的に包摂していくのとか、うんねそういう問題もありますしマクロに見ると移民ってやっぱ植民地時代の名残だよね、みたいな。
うん、確かに
こともあるわけですよ。
で、今度はやっぱり移民日本社会で意味を受け入れてくってなると、今度はまたこれを日本人としてみなすのか、みたいなさっきの問題にやっぱりまた帰ってくるわけですね。
うん。
これは多分国によっていろんな立場があって例えばアメリカとかとアメリカ人にする。
ですよ、あそこは完全移民の国です。
うん。
そこはもうアメリカ人に積極的にしていくんで、対照的に日本はあの、ある程度スキルをもったら帰ってください。本国に帰ってください。
うちには永住させない、基本的には日本には、永住させないんですよ。
うん。
帰ってくださいね。
はい。
はい。
それも結構在日の人にとってもかなり大変だね、私も日本にも4代目とかになっても結構日本人になるのって書類の申請とかめちゃくちゃめちゃ大変なんですよ。
へえ、厳しいきますめっちゃ厳しいですね指紋も取られるしとかとられる行政、地区もあるうん取れないとこもあるんでしょうけど、取れるとこもあったりとか、いやだってもうだって日本語しか喋れない人とかいるわけですよ、4代目とか4世とかなったら、でも、あの特別永住権しかなくってみたい日本人に帰化しようとするとかなり何か犯罪歴がないとか、そうですね。
犯罪歴も例えばありますよ、道交法違反とかも。
だから、そのレベルでそういうのも全部なんか全部クリーンでみたいでもだってすんでんじゃん4世 みたいな。
ね、韓国喋れんの喋れないとかね例えばですけど、結構日本は厳しいですよね。
そうですね、意味を日本人にさせない、基本的にはうん何か書類のところに、何か日本人としてどうのこうのみたいな文章があるそうなんですその何か志望理由書みたいなのを書かないといけないとかね、アメリカだとこの基準がグッドモラルリストみたいな、ずっとあるんですけど。
日本の場合はそれが明確化されてなくて、完全になんで何かないですかね、裁量ですよねそうです現場の裁量みたいなので、こいつ日本人いけんじゃんみたいななんとなくですね
っていうのでやっぱりそのアイデンティティを巡る問題でも移民をどう扱うのかっていうのはある種のやっぱり文化集団がどういう人を受け入れて、どういう人を排除するのかっていうことに関わってくる問題なんですよね、確か。
うん。
なので移民というのもアイデンティティの文脈から考えることができるでしょうと。
はい。
うん。
しまあねそんなんだとね、例えばもう移民だからなんか治安悪くさせるとかそういう感じでね、偏見を受けたりすることも当然あるでしょうしそれもレイシズムへと繋がっていくと、うん、わかります。
学生:なんか、留学中も僕があのハンガリーに行ったときはもう既に2015年のね、あの難民の大移動は既に終わってたんですけれども、何かそのきらいがありましたね谷口さんの話を聞いてありありと思い出してきて、ハンガリーって国が素晴らしくて、移民の人たちは何か我々の文化を受け入れてくれないとハンガリー人らしくむこうの母国語を話してはいそこら中にゴミを散らしていくモラルのない人みたいなね、そういう話をすごいいろんな人からされて、、こうやって、あの、断片的に自分の都合いい時だけ認識して、
何か言語をさっき話したようなまさに言語をどうするのかとかですねそうですね、その異なる文化習慣をどう共生するのかとかっていうのは今日冒頭話してたような議論に繋がって、いくわけなので移民というものをそういう観点からね。
でも日本で言うと何か経済的な観点からしかほとんど議論されてないですね。
ですけど正直、日本も経済的に見れなきゃいけないとか、移民を入れたらどどうすんのみたいな話をやっぱりこうするためには社会学的な知見も必要だろうというような形ですかね。
はい。
ということで大体1時間ぐらい経ったのですが、はい、はい。
どうでしたか。
今日、いや、感想というか、

学生の感想


学生:そうですね何か我々が普段あの、ただ生きてるだけでは認識できないような身近にある問題をすごいあの、要はちゃぶ台をひっくり返された感じすごい日本人って概念に安住してたっていう価値観があって、それをひっくり返された後に何かこういう問題が日本に差し迫ってるんだっていう、普段ただ生きてるだけじゃ、認識できないようなねところまで創造性を膨らませなきゃいけないんだなあっていうところがね、何か考えさせられますね。
うん。
想像力が広がるのが社会学を学ぶ意義だみたいなのが第1回目で話した記憶がありますけどはい、うん。
学生:僕はですねなんかやっぱり日本人みたいな感覚がちょっと僕自身あんまりしっくりきてなかった部分があったんで、ハーフの友達とかもいましたしそういう友達も別に仲間だっていう意識ありますしかといって血で見ると、その日本の地位が半分みたいなそういう状況で、何かその日本人って言葉に何か取られつつあるのがずっとそういう感覚がありましたけど、今回発明品なんだみたいな、概念を提示してもらってかなりしっくりきたところがあったんで、これからも何かエスニシティみたいな話をもらうんでいけいけたら、さらに差別みたいなのがなくなっていっていいんじゃないかなと思って興味分野になりました。
ということでね、やっぱりなんかこう、一旦ね、あの当たり前のことをちょっと括弧に入れて改めて考えてみると、結構いろいろ何か違う世界が見えてくるというのが、面白いところですよね、そうですねということであと次回はですねジェンダーの問題とか、セクシャリティの問題とか、家族の問題とか、そういうことをアイデンティティを巡る問題として使っていきたいと思っているのでそちらもぜひお楽しみということで、はい。
もしね、質問がございましたら、Twitterやってますねはい、Twitterの方をフォローしていただいて、DMを送ってもらう。
がコメントしてもらうということでLoohcsラジオっていうね、最近ルークスLoohcs志塾のですねアカウントがすごい多くてって方多いじゃないすか。
はい、志塾とかTwitterTwitterとかねLoohcsって調べていっぱい出てくると思うんすけど、Loohcsラジオをフォローしていただいて、やっていただければと、あとまあね、このチャンネルもぜひ週1回で更新していますので、はい。
他の番組もね合わせると毎日Loohcsラジオは更新していますので、うん、ぜひぜひ聞いてみてくださいということで終わりにしたいと思います。
はい、ありがとうございましたありがとうございました。