恋ってなんだ!?愛ってなに?悩んで眠れないよ!!そんな夜は心理学について考えてみるというのは良い提案でないだろうか。人はふたりから生まれる。それを人間と言うらしい。人と人の関係あるところに心理あり。そこに心理学という学問あり。ということで、ここいらで学問の門を叩いたならあなたはその悩みを風船に風穴が空くように打開するかもしれない。
わたしたちが悩むときは人間関係だ。そこで心理学の本でもめくってみたりする。明日から実践できるらしいテクニックが載っている。そして行動してみるがたいていは玉砕する。どうやら小手先でどうにかなることでもないらしい。トライアンドエラー。七転び八起き。そういえば聴こえは良い。だが現実は「人間関係トライアンドエラー!」なんて胸を張れるほど上手くはいかない。「(人間関係)後悔することばかりだよ!!責任者ァ出てこい!」なんて叫んだところで明日は明日の風が吹く。
心理学を操って相手の優位に立ったところでたかがしれている。心理学は魔法ではない。一旦は、そういう浅ましい考えを捨てて「魔法じゃないなら心理学ってなに?」というところから始め、魂と心の違いをテーマに考えてみるというのはどうだろう。
- 心理学(Psychology)とは
- 工場でどれだけ生産性を高めるかー心理学のはじまり
- ヒッピー文化と心理学には密接な関係があった
- 心理学と学会
- おすすめの本・関連書籍・専門書
- Loohcsアカデミー
心理学(Psychology)とは
心理学のよくあるイメージ
心理学と聞くとどういうイメージを持たれるでしょうか。具体的にはこういったことばが関連してきそうです。
- DaiGo(メンタリスト)/メンタリズム
- 『嫌われる勇気』/アドラー心理学
- 男女の心理/恋愛の駆け引き
- 人間関係を効率化する
- 相手より優位に立とうとする
実際に当初の心理学は、”効率化”に焦点を当てていました。
工場でどれだけ生産性を高めるかー心理学のはじまり
今から約200年前である18世紀後半から19世紀にかけて産業革命が起こります。いままで農業をして暮らしていた人々は都市へ出て工場で働き始めました。当時の人々とっては8時間も働くことは考えられませんでした。工場ができてはじめてタイムカードを切って働き始めたのです。工場の経営者は、生産効率を高めることに頭を悩ませました。労働者は慣れない労働習慣に四苦八苦していたのです。そこで取り入れられた方法が今の心理学のはしりだと言われています。
観察と実験
では具体的にどういう方法がとられたのでしょうか。当時は、産業革命だけではなく、科学革命も起き時代の過渡期でした。自然科学は、仮説を立て実験をし、観察するという方法をとっていました。心理学もその方法を参考にしたのです。よって当時心理学(psycology)は精神物理学(psycophysics)と呼ばれていました。
心理学者が工場見学をして実験をしたりしました。例えば、照明の明るさを変えてみたりして、こっちの青色の方が集中力が続くから青色を使ってみようとか。
実は物理学と関係している心理学
心理学(Psychology)は元もと心理物理学(Psychophysics)と名指されていました。つまり心の物理なんです。どういう意味でしょうか。これは観察と実験を使う自然科学の方法に由来しています。当時は実験をして観察をして仮説をたてて分析するという方法が、自然法則の解明のみならずさまざまな対象に適用しました。その対象が”心”だったんです。心を実験・観察して仮説を立てて分析してという営みが心理物理学(Psychophysics)と命名され、のちに心理学(Psychology)というひとつの学問として独立しました。
もちろん心理学以外にも自然科学の方法により成立した学問はあります。例えば社会学です。詳しくは別記事『社会学とは何か』で紹介しています。気になった方はそちらもご覧になってください。
心理学は人間の心理をえぐり出すことではないー見えてきた心理学のイメージ
ここからわかるのは人間の心理をえぐりだすことが心理学ではなくて、人間のの行動特性を観察することが心理学ということです。
魂(心)について
古来より哲学や宗教は心や魂に関心を寄せてきました。たとえば、プラトンなどは魂には「知性」「気概」「欲望」という3つの部分に分かれていると考えました。プラトンだけではなく、様々な哲学者や宗教者が心や魂とはどのようなものか、心や魂の良い状態とはどのようなものかを考えてきました。
心と魂は分けて考えた方がいいんじゃないの?
人間の魂に関する議論は古代ギリシャの時代からありました。しかし、当時の心理学をやっていた研究者たちは、マインド(mind)として分けて考えました。マインドは、日本語だと「心」と訳しますが、欧米圏では日本語の「意識」というニュアンスに近いです。
つまり心理学は、マインドすなわち人間の意識/無意識が行動にどのように影響を及ぼしているのかを対象としてます。だから人間の心の内に秘められている闇を明らかにするとかいう話とはちょっと違ってきます。そういった話は精神分析という分野に近いです。
精神分析とは何をやるのか
精神分析では
- 夢判断
- トラウマ分析
などをやります。そしてそこから論理を組み上げていって理論を完成させます。
ここが心理学との大きな違いです。心理学は現象を実験・観察します。それに対して精神分析は言葉によって行われます。お互いに、似ているようで全く別の畑だということです。
心理学の成り立ち
宗教家と心理学
宗教家的な視点は、一部、臨床心理学につながる。目の前で苦しんでいる人のためにケアをする。そこに心理学が知見を与える。
医学と心理学
古代ギリシャではお医者さんが心の問題に関わっていたー四気質説
哲学が形而上学的に魂について考えてきたのと対照的に、医術は「体液」という目に見える物質で人間の性格の分類を試みました。体内に血液が多い人は社交的、粘液が多い人は理知的、黄胆汁が多い人は情熱的、黒胆汁が多い人は神経質など体液の量で性格を分類するのが四気質説です。
現在では、医学と心理学は、神経科学という学問になっています。
哲学者と心理学ー心身二元論
近代学問の祖の1人であるデカルトは、心と身体は別物であると考えました。ここでいう心は、魂というよりは意識という意味です。デカルトは、心(意識)が身体を動かすのだという見方を提示しました。このデカルトの主張は近代学問の基礎となる同時に、乗り越えるべき課題とみなされてもいます。
心理学と哲学は今では「心の哲学」という分野で盛んになっています。
心理学内部での多様な立場あるいは価値観
還元主義・構成主義という立場
心は部分で構成されるという考え。例えば1+1が2になるのがこの還元主義の見方。
ゲシュタルト心理学
心は分割できない全体であるという見方。例えば1+1が必ずしも2にならないということ。
機能主義という主張
心がどのように作用してどのような行動をもたらすのかと疑問から始まる。
心身一元論という見方
デカルトとは違って、心身共にあって初めて意味を成すと考える。
感情を分析する心理学
心はよくわからない。だから感情をもっと分析してみる。
知覚を分析する心理学
見る、聴くといった感覚で感じるということにフォーカスを当てる。
ヒッピー文化と心理学には密接な関係があった
組織開発に応用された心理学
戦後、アメリカでは心理学が組織開発・チームマネジメント・チームビルディングに応用されました。私たちの身近でいうと、アイスブレイクみたいなものです。例えば主催者側(ファシリテーター)が、初対面の参加者が喋りやすくするようにするためにあれこれ企画することです。
自分を表現するのが苦手という悩みは当時のアメリカでもあったみたいです。今でいうコミュ障みたいなものでしょうか。今も昔も変わらないようです。そこでは演劇のワークショップを導入しました。
そういう手法がヒッピーたちの集団形成に流用されます。例えば、みんなで裸になって手を繋ぎあったりすることがあげられます。裸になることは弱みを見せることによって心理的に安心するんです。このようにして最初は組織開発に応用された心理学でしたが、そこからヒッピー文化の形成にも繋がっていきました。
心理学と学会
日本心理学会:https://psych.or.jp/
おすすめの本・関連書籍・専門書
実験心理学の分野全体をカバーするもの
「講座心理学」全15巻 東京大学出版
「心理学研究法」全17巻 東京大学出版
「現代基礎心理学」全12巻 東京大学出版
辞典・事典
「心理学辞典」(有斐閣)
「心理学事典」第1版,第2版(平凡社)
知覚心理学
色彩知覚を追ったもの
「色彩の科学」
「色彩の心理学」岩波新書〔金子隆芳著,岩波書店)
形の知覚ーゲシュタルト心理学、実験現象学の立場から視知覚の諸法則について実験例を豊富に引用・解説
「視覚の法則」(W. メッツガー著,盛永四郎訳,岩波書店)
「視覚の文法」(G. カニッツァ著,野口薫監訳,サイエンス社)
用語・文献の検索
「感覚・知覚心理学ハンドブック」(和田陽平他編,誠信書房)
「新編・感覚知覚心理学ハンドブック」(大山正他編,誠信書房)
聴覚系
「聴覚の心理学」(黒木総一郎著,共立出版)やや古い
「音響心理学」(和田陽平著,創元社)やや古い
「“聴覚”現代音響学」〔牧田康雄編,寺西立年著,オーム社)比較的新しい
音楽心理学
音楽心理学では「音楽心理学」(梅本堯夫著,誠信書房)
「音楽心理学.上・下」(D. ドイチュ著,寺西立年他訳,西村書店)
聴覚一般に関してのハンドブック
「聴覚ハンドブック」(難波精一郎編,ナカニシヤ出版)
その他
- 大山 正(著)「色彩心理学入門 ニュートンとゲーテの流れを追って」中公新書
- R. L. グレゴリー(著)近藤倫明・中溝幸夫・三浦佳世(訳)「脳と視覚ーグレゴリーの視覚心理学」ブレーン出版
- R. N. シェパード(著)鈴木光太郎・芳賀康朗(訳)「視覚のトリック だまし絵が語る〈見る〉しくみ」新曜社
- U. ナイサー(著)古崎 敬・村瀬 旻(共訳)「認知の構図 人間は現実をどのようにとらえるか」サイエンス社
- 吉村浩一(著)「逆さめがねの左右学」ナカニシヤ出版
- 吉村浩一(著)「知覚は問題解決過程ーアーヴィン・ロックの認知心理学」ナカニシヤ出版
- T. J. ロンバード(著)古崎 敬他(監訳)「ギブソンの生態学的心理学 その哲学的背景」勁草書房
- 境 敦史・曾我重司・小松英海(著)「ギブソン理論の核心」勁草書房
- E. リード・R. ジョーンズ(著)境 敦史・河野哲也(訳)「直接知覚論の根拠」勁草書房
発達心理学
概説書
「発達心理学の基本を学ぶ」(バターワース,G. & ハリス,M.: ミネルヴァ書房)
専門用語がわからない!!どうしたらいい!
「発達心理学辞典」(岡本夏木・清水御代明・村井潤一監修:ミネルヴァ書房)
最新の研究を追っていてなおかつ読みやすいもの
「まなざしの誕生」(下條信輔:新曜社)
「0歳児がことばを獲得するとき」(正高信男:中公新書)
現代の発達心理学
「賢い赤ちゃん:乳幼児期における学習」(T. G. R. バウアー:ミネルヴァ書房)
「行動分析学からみた子どもの発達」(シュリンガー,H. D.: 二瓶社)
臨床心理学
「エビデンス臨床心理学」(丹野義彦:日本評論社)
「シリーズ 臨床発達心理学全5巻」(日本発達心理学会企画,柏木惠子・藤永保監修)
行動分析学
基本図書
「行動理論への招待」佐藤方哉著大修館書店,1976: 通称〈黄色い本〉
「オペラント心理学入門–行動分析への道–」G. S. レイノルズ著/浅野俊夫訳サイエンス社,1978(原著1975)
「メイザーの学習行動」J. E. メイザー著/磯 博行・坂上貴之・川合伸幸訳二瓶社,1999
ハンドブック
「行動心理ハンドブック」培風館,小川隆監修/杉本助男・佐藤方哉・河嶋孝編1989
「人間性の心理学」A. H. マスロー著,上田吉一訳
「人間性の最高価値」同小口忠彦監訳(いづれも誠信書房)
「心のありか」村上陽一郎編(東京大学出版会) 手軽に読める!
認知心理学
基本図書
「講座現代の心理学」全8巻(小学館)
認知心理学の道をゆく人へ
「認知心理学講座,1 認知と心理学」(大山正・東洋編,東京大学出版会)
「同,2 記憶と知識」(小谷津孝明編)
「同,3 推論と理解」(佐伯胖編)
「同,4 学習と発達」(波多野誼余夫編)
「岩波講座,認知科学」(全9巻,岩波書店)
「認知心理学」(全5巻,東京大学出版会)
「認知心理学」(J. R. アンダーソン著,富田達彦他訳,誠信書房)
「岩波講座 精神の科学」全10巻(岩波書店)
生物心理学
教科書的なもの
カラット(著)中溝ら(訳)「バイオサイコロジー」(サイエンス社)
「ヒト型脳とハト型脳」(文芸春秋社) ちょっと特殊
「神経行動学」エヴァート(著)小原ら(訳)(倍風館) やや古典的
動物の比較研究の流れを追いたい方へ
「動物心理学史」(誠心書房)ボークス(著)宇津木ら(訳)
古典的動物行動学の標準的な入門書
ローレンツ(著)丘ら(訳)「動物行動学」(思索社)
日高ら(訳)「行動は進化するか」(講談社)
ハインド(著)桑原(訳)「行動生物学」(講談社)
スレーター(著)日高ら(訳)「動物行動学入門」(岩波書店)
進化心理学(現在のヒトの心を人類誕生以降の進化史から考える)
「進化と人間行動」(東大出版)
一度は目を通しておきたい
ピンカー(著)椋田ら(訳)「心の仕組み」(NHKブックス)
ミズン(著)松浦ら(訳)「心の先史時代」(青土社)
ケアンズースミス(著)北村(訳)
「心はなぜ進化するのか」(青土社)
実験心理学の中での動物研究
教科書的なもの
渡辺(編・著)「心の比較認知科学」(ミネルヴァ書房)
藤田「比較認知科学への招待」(ナカニシヤ)
渡辺「心の起源をさぐる」(岩波書店)
論文集
松沢(編)「心の進化」(岩波書店)
鈴木「動物は世界をどう見るか」(新曜社)
・翻訳もの
ロジャース(著)長野ら(訳)「意識する動物たち」(青土社)
ヴォークレール(著)鈴木(訳)「動物のこころを探る」(新曜社)
オウム🦜研究(鳥の歌とヒトの言語の比較研究)
ペッパーバーグ(著)渡辺ら(訳)「アレックス・スタディ」(共立出版)
鳴禽(読み:めいきん スズメ目スズメ科の鳥)の研究
岡ノ谷「小鳥の歌から人の言葉へ」(岩波書店)
ディーコン(著)金子(訳)「ヒトはいかにして人となったか」(新曜社)
ピンカー(著)椋田ら(訳)「言葉を生み出す本能」(NHKブックス)
認知動物行動学
グリフィン(渡辺(訳)「動物はなにを考えているか」(どうぶつ社)
グリフィン 長野(訳)「動物の心」(青土社)
霊長類に興味がある人へ
グドール(著)高崎ら(訳)「心の窓」(どうぶつ社)
ドゥ・ヴァール(著)西田ら(訳)「サルとすし職人」(原書房)
バーンら(著)藤田ら(訳)「マキャベリ的知性と心の理論の進化論」(ナカニシヤ出版)
友永ら「チンパンジーの認知と行動の発達」(京大出版)
神経科学
基礎編
森ら(編)「脳神経科学イラストレイテッド」(羊土社)
渡辺ら(編)「脳・神経科学入門講座」(羊土社)
シュミット(著)内薗ら(訳)古いがプログラム学習ができる
「神経生理学」(医歯薬出版)古いがプロブラム学習が可能
神経科学における構造を理解するために
佐野「神経解剖学」(南山堂)
ニューウェイフス(著)水野ら(訳)「図説 中枢神経系」(医学書院)
馬場「絵で見る脳と神経」(医学書院)
脳の比較
「動物の脳採集記」(中公書房)
より臨床的なもの
久留ら「画像診断のための脳解剖と機能系」(医学書院)
後藤ら「臨床のための神経機能解剖学」(中外医学社
心理学よりなもの
仁木「脳と心理学」(朝倉書店)
(スクワイア(著)河内(訳)「記憶と脳:心理学と神経科学の統合」(医学書院)
パーキン(著)二木(監訳)「記憶の神経心理学」(朝倉書店)
ゼキ(著)河内(訳)「脳のヴィジョン」(医学書院)
たこ🐙の研究
池田 譲「タコの知性 その感覚と思考」 (朝日新書)
ヤング(タコの研究者で有名) 河内(訳)「哲学と脳」(紀伊国屋出版)
哲学から物質まで心と脳の関係に関する第一線の研究を紹介したもの
「最新脳科学」(学研)
ヒトの脳障害から心と脳の関係を研究する神経心理学の入門書
山鳥(著)「神経心理学入門」(医学書院)
ウォルシュ(著)鈴木(訳)「脳損傷の理解」(メディカル・サイエンス・インターナショナル)
日本生物学的精神医学会(編)「神経心理学と精神医学」(学会出版センター)
記憶障害に関するもの
ヒルツ(著)鴻巣(訳)「記憶の亡霊:なぜヘンリー・Mの記憶は消えたのか」(白揚社)
言語障害に関するもの
濱中(監)「失語症臨床ハンドブック」(金剛出版)非常に解説が詳しい
鹿島ら(編)「よくわかる失語症と高次脳機能障害」(永井書店)
杉下「言語と脳」(紀伊国屋書店)
視覚や注意の障害に関するもの
ハンフリーズ ら(著)河内ら(訳)「見えているのに見えない」
ファラー(著)河内ら(訳)「視覚性失認」(新興医学出版社)
感情の障害に関するもの
ルドゥー(著)松本ら(訳)「エモーショナル・ブレイン」(東京大学出版会)
ダマシオ,田中(訳)「生存する脳」(講談社) 各国でベストセラーとなっている
神経心理学の各論
医学書院「神経心理学コレクション」のシリーズ
共立出版「ブレイン・サイエンス・シリーズ」
・中でも気軽に読める♪
サックス(著)高見(訳)「妻を帽子と間違えた男」(晶文社)
キャンベル(著)本田(訳)「認知障害者の心の風景」(福村出版)
クローアンズ(著)吉田(訳)「失語の国のオペラ指揮者」(早川書房)
ゼキ(著)河内(訳)「脳は美をいかに感じるか」(日本経済新聞社)
脳機能計測のテーマを扱った本
ポズナー・レイクル(著)(養老ら訳)「脳を観る」(日系サイエンス)
神経心理学コレクション・シリーズの中の川島(著)「高次機能のブレイン・イメージング」(医学書院)
平山ら「MRI脳部位診断」(医学書院)脳部位について
精神薬理学(中枢神経作用薬を利用することによって心の解明を目指すもので薬理学,神経科学,行動科学を統合する学問領域)
トンプソンら(著)田所ら(訳)「行動薬理学」(岩崎学術出版)
臨床よりでは小林「臨床精神薬理学」(南山堂)
田所(監)「行動薬理学の実践」(星和書店)高い
田所「薬物と行動」(ソフトサイエンス社),あまり体系的ではない
風祭(編)「心の病に効く薬」(有斐閣)
廣中「人はなぜハマるのか」(岩波書店)もある. オススメ☆
心理学的測定法について
「心理学的測定法」(田中良久著,東京大学出版会)
「新版官能検査ハンドブック」(日科技連官能検査委員会編,日科技連出版社)
心理学的な統計学 ー入門
「心理・教育のための統計法」(山内光哉著,サイエンス社)
「初等統計学」(P. G.ホーエル著,浅井晃・村上正康訳,培風館)
「行動科学における統計解析法」(芝祐順・南風原朝和著,東京大学出版会)
「数学入門シリーズ6 日常の中の統計学」(鷲尾康俊,岩波書店)
上記を補完するもの
「統計的方法のしくみ:正しく理解するための30の急所」(永田靖著 日科技連出版社)
「心理統計学の基礎」(南風原朝和著,有斐閣)
実験計画や分散分析の入門書
「シリーズ入門統計的方法4 実験の計画と解析」(鷲尾康俊著,岩波書店)
より高いレベルの確率・統計理論への橋渡し
「確率および統計」(印東太郎著,コロナ社)
心理学を専攻(その場合、実験が必須)した時に役立つレポートの書き方の本
「理科系の作文技術」中公新書(木下是雄著,中央公論社)
Loohcsアカデミー
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