【Loohcsアカデミー第9回】地学①ー空間を扱う学問

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地理に対する先入観

  • 地図記号、地層、気候、全部同じ地理
  • 中高で勉強する地理科目は正直、あまり面白くない
  • 大学では存在感がない

始まりましたLoohcsアカデミー通称Lアカの時間ですLoohcsアカデミアですねルークス高等学院やルークス志塾で日頃やっている講義をシェアしていこうとそういう企画の番組でございます。
本日もですねスピーカーはLoohcs社取締役の谷口3と学生のいっしですよろしくお願いします。よろしくお願いしますということでですねこれまでいろいろな学問という教科をですねやってきたわけですけども、今回は地理という事ですね。地理学はい。
ていう学問やっていきもご紹介をしていきたいと思うんですけれども。
はい。
僕は全然ね人文地理学をちょっと勉強しただけで詳しくはないんです。勉強した範囲内でしか話せないです。しかしですね弊社には地理学を専門にしていた役員が出ていまして。彼地理学なんですよそうなんですかはい、大学で地理を勉強してですね。高校の教科では地理ってまあね、割合メジャーな方じゃないですかでねあの日本史か世界史か地理でしかが基本メジャーな科目で政治経済倫理とかですねセンター試験ぐらいしか使わないようなですね学問なんですけども、実はそんな地理学ですね、大学ではもうほぼ絶滅危惧種と言ってもいいぐらいのそういう扱いを受けているんですよ。
結構高校の地理好きだったからそのまま地理学行こうかみたいな感じんは結構ならない分野でもあるわけですね。
ということでこの地理って言って何勉強するんだろうみたいなお話をですね今日はしていきたいんですけども、地理ってどういうイメージがあります。
学生:地理ですか。僕、私立の中学校で中学地理勉強したんですけど、何か断層だったり。
教員:男装!?ああ断層ね。
学生:うん。セキエイみたいな。
教員:そっちのあれだったんですね。はい地学じゃないんですねはい。そういうのをやってなるほど。
教員:それだけっすか。
学生:その結構かなり自然地理学っぽい何か、中学校地理と地学同じ感じでやってて、地学と地理とそれでやりましたね。
教員:他に何かの産業の何とかとか貿易とかな気候区分とかやりませんでした・?
学生:現代社会かなんかでやりました。
教員:なるほどっていうの確かにそういう意味では結構地理っていろんなね、科目が混ざってたりしてですね、なかなかねとらえどころがないと思うんですけど。
教員:そのセキエイとかチョウセキとか、クロウンモとかの高校だと地学という分野でよく習うやつですけど、うん。なんだろう、地理という枠組みで言うと、自然地理っていう学問の分野に含まれるものですね。例えばあの地理はジオグラフィックと英語で言いますけど、地学の方はですねジオロジーというふうに、英語で言うんですけど。だから自然地理と違って、高校でやる地学って限りなくほぼ一緒とも言っていいので。
なんかでね地学ってほとんど高校じゃ勉強できないんですよ。開設してる学校があんまりなくて。僕の高校は一応取れたんですけど、地学っていう選択科目を他の高校取れないとかね。なぜなら地学教える先生がいないから。地学はね最近だと地球科学とか言ってね、いうふうに呼ばれたりしますけども、地球についての科学であると。いうふうにそういう感じでですね、地学の先生いない問題も含めてですね、地理学はかなりいろんな領域にまたがる学問なんで、大学では結構何か地理学として生き残っていない。ので、意外とが高校ではメジャーな科目だけど多分大学に行ったらかなりマイナーな学問分野になるっていうのが、地理というもの特性だと、まずまず思いますね。ということですね本題に入っていきたいんですけども。

地理とは何か

歴史は時間を扱い地理は空間を扱う

地理学って言ったときにですね、この地理って一体何なんだって話ですよね。
地のことわりですね、ので地って何なんだっていう話ですけどう
何ですかね。地球の地とか大地の地とかね。なんかいろんなことがあるんですけどざっくり言っちゃうとですね、地理学ってやっぱ空間に特化した学問なわけですよ、空間、スペースですね。
うん。
そして歴史学というのは時間ですよね、歴史学は時間を扱い地理学は空間を扱うというのでですね高校では歴史で時間を扱い。
地理は空間を扱うと、そうゆう科学というかですね学問だというふうに思うわけですよ。
教員:その空間の中にはですね空間って言ったときに何かこう思い浮かぶものあります。
学生:空間と言ってたときに思い浮かぶもの。今やっぱりあれじゃないすか、メタバースみたいなそういう仮想空間ですね。あとはバーチャルバーチャルな仮想空間とか。
教員:それも空間ですよね。はいそれは空間である以上やっぱり地理学の対象になると思いますけど。他に何かあの情報空間と仮想空間とかね。あと何かありますか。
学生:何だろう。今いるラジオ取ってる空間もそうですねはい、空間ですよね。
教員:お部屋とかも空間っていうふうに言われますけども、他に何か空間というイメージで出てくる単語とかあります。
学生:時空間
教員:時間と空間ですね。時間と空間ってこれカントっていうですね、哲学者が言うにはですね時間と空間は最も根源的な形式なんだと。
うん。
そういう時間と空間というものはあらゆる生命に先立って存在している。と、考えられると。これいろいろあると思うんですけど、うん。まだ時間と空間、人間においてですね時間と空間があるからこそ、いろんなものが認識できるわけですね。という形式を人間の頭は兼ね備えているので。そういう意味で時間と空間って最も根源的なカテゴリーなんだと。
例えばですけどね。人間じゃ、今度は人間の持ってるですね空間認識と、蜂が持ってる空間認識、多分全然違うんですよそうっすね。はい複眼なので。人間はですね基本的に3Dで見るわけですけど。蜂とかどう見てるんですかねあの複眼っていうのね。いろんなものが一挙にこうね入ってくるわけじゃないすか。いろんな角度から情報、また全然空間の認識の把握の把握の仕方が全然違うだろうと。っていうので主観的な空間というそういう意味合いもありますよね。主観的に持ってしまう空間っていうあの形式みたいなものもあると。シマウマとかもそうですね。距離は捉えにくいけど、視野が広いからね捕食者から逃げられると。っていうのも横についてるからですよね。ただ人間の場合横に付いてないので視野は狭いけどもその代わり立体の認識とかがうまくできると。
というのも空間なんですよ。

地理学は四つに分類されるーだから地理学としてのアイデンティティが薄れる

  1. 情報地理学
  2. 人文地理学
  3. 自然地理学
  4. 地誌学

つまりですね空間っていうとこかなり広い意味合いを持った言葉を指すわけです。情報としての空間とか、主観的な形式としての空間とか、物理的な空間と、人工的な空間とか、こういうね空間の性質によって地理学が使う地理学の分野も変わってくるんですよ。
つまり、例えばね今まさにGoogleマップとか皆さんよく使われてると思うんですけど、ああいうものは情報化された空間ですよね。あれは地理情報とか言うわけですけど。これ結構面白いんですよ。っていうのもやっぱりこうねいや、グーグルマップ当たり前に使えてるけどもかなり画期的なイノベーションですよね。だってGPSがないと、まず使えないし、地図記述がないと使えないし、今Googleマップですねのレビューが書けたりですね、口コミがね、書けたりするわけじゃないすか。
たとえばビジネスの情報をGoogleマップに登録しておくと、例えば何か渋谷レストランとかで調べたら。渋谷のレストランいっぱい出てくるとか、あれも全部地理情報なわけですよ。ああいうことをやるっていうのが地理情報ですね。地理学の大分類の一つですね、これが。多分ここにその仮想空間とかそういうものも入ってくる。その情報空間として地理空間を捉えようという分野でございますね。
もう一つがですねとね、人が関わり合っている空間人工的な空間とか、文化的な空間とかこういうものを扱うのが人文地理学と、言われるものですねなるほど、さっき言ったようなセキエイとかチョウセキとかあの自然環境を扱うものがこれ自然地理学と言います。
でですねもう一つがですねこれってざっくり空間を捉えてるやつなんすけど、例えば具体的なですね、オセアニアとか日本とか、そういうものの空間情報を扱うのがこれ地誌学という。地理の地にですね、あの日誌の誌ですかねあのごんべんに志と書いて、地誌学という。

大体この4分類ぐらいがあると言われてますね。情報地理学、情報地理、人文地理学、自然地理学、それで地誌学ですね。これ全部空間を扱っているんですよ。
空間はすごい広い意味を持つので、何か地理学としてのアイデンティティがだんだん薄れてきてしまっていると。周辺領域のですね社会学とかそういうものとか、地球科学とかで今の情報だったねもうちょっと何かマーケティングとか、情報データサイエンスとかね情報工学とかねそういうものの知見とかもかなり関わってくるというので結構なんか地理学。大学ではあのねマイナー教科になってるのは、それだけ広い意味合いを持ってるからなんだというわけであります。ということですね何かこの大分類が四つぐらいあると。

地図は世界観を表している


そして高校の皆さんがやって高校でやったようなやつって地誌学とかですかね、なかなか産業構造がどうなったか、あと自然地理学ではの気候区分覚えようとか。あのね人文地理では何かのある地域特性知りましょうとか何かそういう地理情報学では何か地図の読み方やるとかね、盆地だったりそうそうとか何か等高線がとかなり畑がとかやったな小学校の発電所が何とかとか、でもあれもかなりイノベーションですやっぱり地図記号とかですか。
はいだって発電所が記号一発でわかる。発電所とかさ、1個1個書いてたらかなりも、その何だろう、もったいないじゃないですか、情報量としてはなんとか発電所をここにあってとか言ったらこっち、地図の中に小文字で書いてたらもう地図が真っ黒くなっちゃうので。記号を作ってあのね、ある種、なんだろうリアルな地図のリアルな地形をですね、ああいう感じで視覚化して抽象化するっていうのはかなりのイノベーションですし、うん。
ていうのでやっぱりまずは人間にとって地図というものがですねいかに偉大な発明品だったかというのをですね、理解しなければならないわけですよ。だって、地図ってそもそもですよ。
何かあれしてますか何かインドの地図、インドの何かの昔のつまり地球がどういうふうな形をしてるのかっていうのでね、昔だったら何かあれじゃないすか、コロンブスが世界一周するまでは世界が本当に丸だなんて思われて平面説とかね今でもフラットランドみたいな。フラットアースやってる人たちがいますけどもね、宇宙に行けば、地球が丸いって一発でわかるけど、地球にいながら地球が丸いって思うのなんか水平線見てちょっとこうね、丸そうだなと思うけども、これあのねプトレマイオスとかそういうことをわかっていたわけですけど、うん。とはいえ、本当にそうなのかっていうとちょっとやっぱりこうね、わかんないじゃないすか。
あとなんかそうわかんないからあの亀の上にこうね、大地が載ってるみたいなそういうた最初の人類初期の地図地図とかって、やっぱりこれあれなんですよ、世界観を表してるわけですね。そのある文化の、地球がどうなってるのかみたいな。地図って世界観を表現しているものなんですよ。情報もそうなんですけど全部世界観なわけですよ。
だからそういう意味で地図にはある文化の世界観が刻み込まれてるわけですし、例えばどういう情報を拾ってどういう情報を捨てるのかというのも、これ全部、世界観問題ですよね。例えばだからね、いやな皆さん必死に覚えるね、発電記号とかうん、あの何だろう畑と田んぼを区別するとかこれは何の果物でとかね、とかね。
それってだって何かを捨ててるわけじゃないですか。例えばそこに道なんか道があるかもしんないけどそういう情報は全部セットこの辺全部一体なんとか畑にするとか、みなすってことですってことなので、ということはあれ、あれって何に必要かというと、その地域の産業の特性を知りたいがための地図ですよね。
それってやっぱりそのある種の世界観なわけじゃないすか。産業というものを知りたいがために産業に必要なね、なんで日本だけかもしれないですよ米田んぼと畑を区別するとか。水田と畑を区別する必要があるのなんでかとか言ったらら。やっぱり日本は米の栽培があるので、メインなので、米とその他、農作物は明確に区別しましょうと。
針葉樹と広葉樹に区別して区別するとかね。それそういうのとかも全部世界観なわけなんで昔の地図がなんかね、そういう宗教的な世界観を示していたのと同様に今使ってる地図というものもある種の世界観を示してるわけですよ。でGoogleマップっていうのもですね、あの渋滞情報が見れたりするわけですけど、それだけ我々の時代にとって渋滞というものが重要な問題なんだということですよね。
うん。
いやだってもし、もし渋滞が解消されたらですよ、何かイノベーションが起きて、渋滞機能なんていらないわけじゃないです。そういうのもある種の地図に何を書き込むかというのは、その世界観の問題なわけでありますと。

地図のイノベーションの歴史

そしてこれはですね大航海時代が始まってですね、ヨーロッパで14世紀中ぐらいからですね大航海時代が始まると同時にですね、地図をいかに正確に書けるかとかですね、あるいはあの船が今いる位置をいかに正確に書けるかというのが大きな問題になったわけですよ。
教員:じゃないとだって難破して帰りどっか行っちゃうとかね。どうしようもなくなっちゃうのであの羅針盤とかねあのルネッサンスの三大発明とか言ってますけどうんその前に中国でね、かなり技術が獲得されていたらしいのですけど、ちなみにルネッサンスの三大発明と言ったら、何でしょう。
学生:羅針盤と、活版印刷と、何だっけ。
教員:火薬ですね。火薬によってね騎士層がですね没落すると、つまり織田信長が武田勝頼に長篠の戦いで鉄砲で勝つみたいなね。
うん。
うん。
だから騎馬戦からみたいな、騎馬隊が普通のなんか組織されたあのね府兵に負けるとかね。それイノベーションでしたと活版印刷は広く読まれるようになりました。本がですね広く大量に本をすることができるようになったと。羅針盤はですねやっぱりその安全な航海を可能にするわけですよ。
ということで、航海をどうやって測るのかって言えば。例えば、その星の位置とかを測ったりするわけですよね。北極星の位置から自分の位置を割り出したりとか。そういうものを全部地図情報にまとめていくわけです。
そうなってくるとだんだん正確な地図が書けるようになってくるわけでありますね。正確な地図を持ってるとですねその分だけ貿易がしやすくなるので。大航海時代スペインとかね、オランダとかですねイギリスとかですねポルトガルとかですね、イタリアとかねその辺がねかなりしのぎを削っていたわけなので、良い地図はかなり需要があったんですよ。というので星を観測してですねその情報を地図にその情報をまとめて正確な地図を書くとかっていうのもまさにこういうねあの地図あの地形とかね、地球を情報にして一つの紙の中にまとめるっていうこういう作業なんで。これはさっき言った情報地理学ですよやってることって。だからそういう感じで実は地図って人類にとってかなり大事なイノベーションだったわけですよ。
あのね日本だと伊能忠敬が測量して、正確な地図を書いたわけですけど。
でもあれもですねやっぱり当時あれね海岸線を知りたかっただけなんで。あれ山とかそんなにちゃんと測量してないんですよ。日本の海岸線はかなり正確に測量したわけですけど、何でかって言ったら、あの当時それこそ、いろんな諸外国がですね日本近海に現れていたわけですね。ロシアとかアメリカとかねそのあとねペリーとかやってくるわけじゃないすか。そんときに日本の海岸線が一体どういうふうに広がってるのかっていうものを正確に把握していないと、そういう外国戦に対してうまく対処できないみたいな、そういう問題があったわけですね。っていうので測量をして、もちろんそこには測量技術の発達とかがあったりしてあれもあの天体との市岡測量して、やるわけですけども。ああいうのも、まさになんかこうね、この海岸線を知りたいという世界観が伊能忠敬のあの日本、何とか何とか何とか日本何なんでしたっけね。忘れちゃいましたけど、あの地図に反映されているわけですけどそれはやっぱり諸外国の船がいろいろやってきたからなんだと。
そういう背景があって地図が発展したのは、結構やっぱ貿易とか、いろんな国との関係性からどんどんどんどん日本ないしは世界の地図というものが発展していくわけであります。
で、大日本沿海輿地だからそうだから、沿海という言葉が入ってるわけです。
だからもう全然山とか関心がない。富士山がちょっと大きく描かれてるとか。そういうのはあるけども、別に海のその海岸がわかればいい。海岸線が正確にわかれば、全然問題ないわけですね。であるいはですよ、これね領土確定するときも地図をちゃんと測量してないと、どっからどこまでが自分の領土だとかね。できないんすよ。
あとは地図に書かれてるところまでが、まさに領土として確定するとかね、あるじゃないですか。
いやまさに尖閣諸島とかね、竹島とかね、地図に書くか書かないかみたいな、北方領土がないっていうのはまさに政治的な問題になるので。ていうので結構地図で面白いんですよ。皆さん見てるね世界地図とか日本中心に書かれてますけどあれ全然違うでしょ世界では。僕たち極東ですよ、あいつ僕たちはヨーロッパの人たちから見たらFarEastなわけです。イーストもさらにFarなわけなんではい。あの極東と呼ばれているわけなんですけどイーストってどっから見たら。ウェストでしょっていう、っていうまあねだからね中東ってミドルイーストですから、うん。
ということはヨーロッパにとってイーストってトルコとかギリシャとかあっちの方なんですよね。
ミドルイーストが何か今アラブとかね、サウジアラビアとかあっちの中央アジアとかで、さらにその東があるみたいなんで、これはヨーロッパからみたらはい。極東なんですけどねあの聖徳太子からしたらですよ、うん、あのひづるところの天子日沈むところの天子にあるとかと言ってですねあの隋の煬帝というこれまたすごい皇帝を怒らせてしまうわけですけども。どっからどう見るかっていうのももうね、それこそね、文化とか地域によって違うし。
それによってやっぱり地図の描き方も変わるし、地政学とかいう分野はですね分野とかあるんですけど、結構地図をどういうふうに見るかみたいなことは結構大事でございましてですね、日本を中心に見ると、あの左に何かこういう中国があってこうねずっとこっち側に太平洋があって、あの遠く離れたところにアメリカとか南北のアメリカがあるというふうに見えるわけですけど、中国とかですねロシアとか朝鮮から見るとですね、日本がですね外海に出るのを邪魔してるとそういうふうに見えるわけですよね。太平洋と東シナ海と太平洋の間に日本という巨大な何か防波堤があるように見えちゃうわけっすよ。特に東西冷戦の頃はですね、日本はですね、アジアのですね防波堤にまさになってたわけなので、中国とロシアという共産主義国と、対するアメリカの間に日本という防波堤があると、そういうふうに見えたりするわけなんですね。っていうので結構地地図っていうのはいろんなことに用途に使われるし、どういうふうな用途で使えるかによってその地図にはあるし、世界観が反映されてると。こういう地理を情報にして扱うというのが地理情報学なんですけども、でも、基本的にはこの分野はGPSとかがメインですかね。GPSの現場はかなりすごいっすねやっぱりね衛生で捕捉して地球座標空間とみなして北緯と経度経度が緯度と経度がわかれば、もうねピンポイントで、特定できちゃうという場所。そういう技術に地図情報学というものの知見はですね、応用されていくと。いうことですね。AppleのCMとかアップルウォッチでね。Apple_Watchでね何かアクシデントが起こったら、アップルウォッチが緯度と経度を知らせてくれてね、はい、緊急アラートを鳴らしてくれて、なんかこれのおかげでみたいな。
私は助かりますねそういうのも、そういう技術も使われているので、あの測量技術と地図というのはかなり人間人類がですね、文明を持って以降ずっと共にしていた技術なわけなんですよ。これ意外と関心が寄せられないところでもありましてね。当たり前すぎて。そういう面で、あんまりこのね、なんか地図地図読むとか、中学中学の地図読むとかちょ、正直ね、あの、つまらないうん、何やってんだこれと、うん、これ読んで何が意味があるんだとかね、最近グーグルマップあるから、なんか昔のあれ読んでも意味ないじゃんとか思ってするんですけど、なんかこういう文脈が与えられてるとちょっともうちょっと楽しめたのかなとか思ったり自分自身を勉強してって思ったりしますね。ていうので地図ってかなり面白いな、あれはもうデータの視覚化のね技術でもあるわけだしみたいで、これが第1ですね。

人文地理学とは

次がですね人文地理学というものはですね、これ僕ちょっとだけ大学の頃もかじったことがあるんですけども、人文地理学っていうものですね、経済とかね、政治と社会とかね、人が作った領域社会的な環境ですね。空間を扱うんですけども、これ、結構面白いんですよ。

ていうのもですね。空間ってめっちゃ当たり前じゃないですか、当たり前に生きてたら、これも地図と同じで、問うことがないわけですよ。カントによるとですね地図はアプリオリな形式だからそもそも問えないんだみたいな話になるわけですけど、なぜなら空間ってもうあれ、あらかじめ持ってしまってる概念だから、問うのは難しいんです。でもこれをあえて問うっていうのが結構人文地理学の面白いところであの僕は面白いなと思ったところを話すとですね、例えば教室思い浮かべてください。はい前には何がありますか。

日本とアメリカの教室の違いから考える


学生:黒板ですよね
教員:黒板がありますね。その前には何がありますか。
その前に教卓。
教卓がありますね、対面には、たくさんの机がありますね。その後ろには、また小さい黒板があったりとかロッカーがあったり掃除の棚がありますね。はいこれ、日本独特の教室の空間ですよね。
なるほど、アメリカのですね、ドラマを見るとですねロッカーは廊下にあるわけですよ。そこではいジョンみたいな。どうしたんだいマーリーみたいなね。そこでこうね繰り広げられるのがアメリカのね、ハイティーンのなんか風景なわけですけどステッカーがいっぱい貼ってある、はい、日本はですねもう教室内で完結することが多いですね。後ですねアメリカはですね基本的に掃除は移民の労働者がやってくれたりするのですね。掃除婦さんがいるみたいな。はい掃除の専門の人がいたりするんですね。日本はですねそれに対してですね自分たちで掃除するわけですよ。
なので後ろっかわにあるわけですよね。
うん。
かつまたですね黒板を一番前にしてその前に教卓があって気をつけ礼みたいなことをやるというんですね。ありますよね。
先生が前にいるわけで学生生徒たちはですね、列掛ける何行かにわかれてこう並んでいるわけなんですけども。この空間がですねもたらす効果。効果というかこの空間がもたらすこの空間がですね人々の行動のあり方を決めているじゃないですか明らかに。どう思います。例えば、どういうふうに人この空間のあり方が、人の行動をに影響を与えてると思います。
例えば机に座る人は机を前に座る人は授業受ける側で黒板を前に喋ったりする人は、その授業をする側っていうまず関係性がありますよね。空間によって規定されますよね。あと、その机の座る位置とかでも、その前の方に座ると真面目なのかな。ありますね後ろの席に座るとサボりかな。ありますこれななんかそういうのもあります。

空間のあり方が人の行動を決める


ありますねそういう形ですね。つまり空間のあり方がまさに人の行動のあり方決めちゃうわけですよ。これって実際あんまり問われることないんですけど、これ問い返すと面白いですよね。結構人文地理学は面白いところでしたね僕はもっと面白いところ。まさにね、空間をどう使うかっていうのもこれまたやっぱりいろんな意図が隠されているわけですよ。先生しか喋れないとかね。先生は一方的に知識を与える存在であるという願意があるわけさそこに。黒板があって、みんなが前を注目するような机の配列になってたねまあねあのLoohcsはですねあの丸作りになってるので、これはね喋るということを誘発しやすいわけです。
ていうので、机の配置一つでやっぱり雰囲気って変わるじゃないすか。そうっすね学校来てちょっと雰囲気違うし、会議とかも、ラウンド型にするのか、一列型にするのか、セミナー型とかね、ラウンドで、対話型とか、そういうので場の質って変わるんですよ。

都市設計と街の活気

こういうものをいろんなレベルで考え直しませんかみたいな。都市の作りとかね、あるいは街の作りとかね、うん。でねジェーン・ジェイコブスっていう都市研究者がいるわけですけど、これは人文地理学者じゃないんですけどねジェイコブスって人はですね。コルビジュエ風の政府のですね集合住宅をかなり批判するわけですよ。
というのも街の活気は、あの商店街のようにお互いに面し、通りを挟んで店が面しているのが一番いいんだと。向き合ってるこれは治安もいいし。人と人との交流もあるのでね、街も活気ずくし、みたいな。でですね集合住宅みたいなですね、建物があって、何か空き地みたいなスペースがあって、碁盤の目状に整理された何か通路があってみたいな、これはこういうところは街がどんどんどんどん活気を失っていくんだっていうそういう議論をしたりしてですね。だからつまり住宅の作りとかね都市の作りとか、街の作りとか、そういうものがですね人の行動にかなり影響を与えてるんじゃないかと。いうのをですねですね社会運動を展開するということもあるわけですよ。

社会運動と人文地理学の関係


結構人文地理学はですね。そういう意味では社会運動と、都市の社会運動みたいなものと結構結びついて議論したりするんですよね。というのが面白いポイントですね。議論の中で空間と場所を分けるという議論も出てきてですね。

空間と場所の違いースペースとプレイス

  • 場所は取り替えが効かない
  • 空間は取り替えが効く
  • それらの考え方の違いによる世界観の相違が立ち退き問題につながる。

空間と場所、spaceとplaceですけども。どう違うと思います。
空間は、空間なんで、その意味を持たないっていうか、はい何か必然性がない、場はその人なんか根付いてるものってイメージがあるから、そ場自体に意味があるっていう感覚がありますね。
そうですねだから空間ってあのね、ちゃんと理解可能な領域だスペースというのは、ですね場所というものはですね取り替え不可能な意味合いも持ってしまうと、そういうふうに分けたりするわけですね。
その代わり逆に今度はね、取り替え可能であるがゆえに空間は自由であると。もう一方であの場所というものは取り替え不可能であるがゆえに自由性はないけども良い意味をかなり帯びているのであると。そういうふうにですね。分けたりするわけですよ。これ結構面白くてですね、例えばですけど都市開発をするときにですね、行政とかデベロッパーというものは基本的に空間とみなして、都市開発をしていくわけですけども。そこに住んでる人たちですねやっぱそこ場所として見なしてるわけですね。
例えば、例えばねここ再開発が決まったんで立ちのいてくださいって言ったときですね。じゃあもっといい場所を、いやこれもうちょっとわかりやすい話をしましょうかね。
東日本大震災でですね。あの津波の被害がもちろん受けたわけ。沿岸部の壊滅的な被害を受けたわけなんですけれども。そこでですね例えばそこで漁師さんをしていた人がですね、海沿岸部で、例えばここはもうあの人が住めなくなったので、内陸部に移転をお願いしますとですね、いやもっと昔よりも広い部屋に住めますよっていったところですねやっぱりそこはそ、そこは空間の論理ですよね。
うん。
住める場所どこでもいいじゃん。それに対してですね。生業をしてきた人にとってこの海じゃないと駄目なんだとかね。いや例えばね、漁師さんだったらなんか宮城が駄目なら千葉とか行けやええんちゃうみたいなね、空間的な発想ですよね。じゃなくてですねやっぱりここであのね小さい頃からここで泳いだとか。なんかね親父と一緒に漁船に乗ってたとか土地勘みたいなものがある。これを場所と呼ぶわけです。
ここじゃなきゃ駄目なんですよ。それってある地点をですね空間と捉えるか場所と捉えるかでかなり違ってきますよね。その対立って結構いたるところであると思うんです。
意外とうん。例えばね、ここは私の席だよみたいな。なんかね、いや、私の席って宣言したわけじゃないけどなんかずっとそこに座ってたらね、別に座ればどこでも使えばどこでもいいんじゃんみたいな空間的な発想に対していや、ここじゃなきゃ駄目みたいななんかねあの領土感っていうものが出てきたりするわけです。ルークスも結構座る位置固定固定したりね、その場所っていうものは例えば安心感に繋がってるとか。そういう、ニュアンスを帯びてくるというのでですね。場所と空間という概念を分けて使い分けることによって結構我々の生活がもうあり方がクリアに見えてくるというふうに思うわけですよね。

外国の広場・日本の路地裏ー公共性の話

何かあれですかね。何かこれもそうなんじゃないかみたいのありますか。
これもそうなんじゃない。
場所と空間みたいな、
学生:何かやっぱり地元の話ですけどマンションに住んでる子たちと、あとその地元でいわゆる1軒家に住んでる子たちの町に対する意識の違いみたいなあるな。なるほどね。
なんかここに住んでいるんだって感覚がすごいマンションの子たちより一軒家に住んでる子よりは強い。それはそうかもしれないすね。その街を自分のものだと思ってる感覚がすごい強いなっていうのは感じた。
それはそうかもですよねだからそのお隣さんがいてとか、1軒家であれば、例えばその目の前のちょっとした路地裏で遊んだりして、お隣さんの子供も一緒に遊んだりしてみたいな。結構それはですね面白い議論がありましてですね。日本には広場がないと、パブリックがないとよく言われるわけですけども例えばね欧米とか思い浮かべ欧米の町とか思い浮かべてもらえるとわかりやすいと思うんですけど、市役所とかですね市庁舎とかですね国会議事堂とかの前って結構広場になってるんですよ。
そこに結構人々が集まって例えばねマルシェっていうか市場を開いてみたりとか、あるいはそこで政治的なデモ運動活動やってみたりとか。そういうことはできるですねあるいは憩いの場になってみたりとか、イベントやってみたりとか、そういう広場が絶対あるんですよ。でも日本ってないじゃないですか。日本は広場がない国だというふうに言われているわけですね。そういう意味で日本っていうのはパブリックな領域がないというふうに言われてしまいがちなんですけど実際そういう面もあると思いますよ。
まず大きな公園とかもね、微々たるものですし、例えば何かそういう政治的なキャンペーンやろうと思ったときに結構集まる場所ないよねみたいな。デモどこですんだみたいな。そうそうとかね結構問題になったりするんですよ。それに対してヨーロッパってデモ文化が盛んでまずそもそも集まる場所あんじゃんみたいな。
そこでずっと集まる場所だったから、ある種ここに集まること自体がある種の意味を持ったりするわけですよ、歴史的にもねそうか。
でですねそれに対して日本と広場がないっていうので日本の公共性みたいなものどこにあるんだっていうのをですね。オーギュスタンベルクっていう学者さんがですね言ってたことなんですけどねこれ路地裏なんだ。
ていう、まさにオールウェイズ3丁目の世界ですよね。
はい。
まさに路地裏で井戸端会議であったり。子供たちがけんけんぱやってみたりとかはいの皆さんは多分ねわかるっていう人とわかんねっていう人で結構2分されるかとは思うんですけど。
はい。
だからもうまさになんか家の前なんですよね、家の前の通りなんですよ。
車があまり通らない大通りじゃない。
小道、路地裏みたいなそういうところに日本っていうものは擬似広場の役割をそこがになってるんだっていうね、まさに敷居みたいなもんですけど。公共空間、パブリックでもなければっていうね。
パブリックでもなきゃプライベートでもないけどみんなが集まる場所。みたいな、なんかこう、路地裏で、うんさっきのねジェイコブスの議論とも繋がってくるわけですけどね。それが日本のある種の活力をもたらしていたけども、みたいなだから1軒家とか住んでる子たちは多分そういう感覚があるんじゃないかなっていうのがあったりしますね。ていうのでこれが人文地理学の結構面白いんであんまりこういう議論は高校のね地理では学ばないとですね、ここの僕高校で地理取ってないので実際よくわかんないんすけど、うん。
高校の地理といったらね、なんか割とね、貿易とかね、ある地域の特性とかね覚えたりとかあるんすけど、人文地理って、そういう意味で結構面白いっすねやっぱ人間と空間の関わり、文化と空間の関わりみたいなものを、やっていく。
経済の視点から今はね結構社会学的な視点4ですけども経済学的な視点から読み解いてみたりとか、政治的な視点からまさに広場の問題とかも、そういう形で読み解けるというふうになっております。

自然地理学

それに対して自然地理学というのはですね。まさに地学が扱うような自然環境について扱うわけです。地形とかね、三角州とかさ、扇状地とか。
〜平野とか。なんかね必死こいて覚えさせられたりしますけど、関東ローム層とかね、中学時代なんか中学受験の思いですね。
そういうのがあったりしますよね。あと気候とかですね。
うん、ツンドラ気候とかね瀬戸内気候とか、瀬戸内気候と地中海性気候は似ているとかね。だから日本だとねあの辺で今オリーブ育ててますけどとかね。
あと、水資源の問題とかですね。大気の循環の話ですね。つまりそういうもの、まさに気候変動とかでかなり重要視されてる問題ですよね。あと地下資源の問題とかも、自然地理学では使ったりします。これもSDGs的な文脈でサステナブルなね、なんだ開発目標みたいなことですね。地球環境資源をどう使うかみたいな。化石燃料とかね。化石燃料とかですね確か中生代とか、古生代とかの時代にあの堆積した有機物をですね、
石油とかっていう燃料原料にしているので。だから、地球がうん億年年かけて形成した資源を人類はたった200年ぽっちで使い切れるというのが問題でありますと。
地球環境資源がですね。地下資源というのは限りがあるので、これが枯渇したときに新しいエネルギーどうすんのみたいな話があったりするので結構ホットなテーマではありますよね。
あとは里山とかねなんかね、あの、人間と自然との間の関係みたいなものも何か面白いテーマでしょうし。最近やっぱりそのね2000年代以降やっぱり自然環境の変化というか、自然災害とともにねある時代だと思うのでそういう観点からも、まさに地震とか、津波とか、その噴火とか、そういうものからどうやって人間の社会を守っていく。トンガでも大噴火ありますけども、ああいう自然の自然の変動のメカニズムを知ったりですね。する研究がこの自然地間地理学という分野でございます。
本当にこれは、地学とか地球科学とも区別は僕はついつかない程度に似てるなというふうに思うので。もうちょっと専門でやられてる方にとっては全然違うんだここが違うんだとかあるいはねここは一緒で共同してるんだみたいな意見があると思うんですけど。そういう自然環境と、あの空間のお話をするっていうのが自然地理学ですね。
自然地学というといろいろなイメージはね、人文地理学に比べたらつきやすいとは思うんですけど、どうですかね、そうでもないすかね。
そ自然科学っぽいイメージそうですね地形とか大気の循環とかも含めてやってくのでこの辺はね、ちゃんとのち地理学も何回かに分けて、ご紹介していく予定なので、詳しくなってきますけども。あの時間も時間なので最後ですね地誌学ってやつですね。

地誌学

  • 地域をマクロにそしてミクロにみていくのが地誌学

それに対して自然地理学というのはですね。まさに地学が扱うような自然環境について扱うわけです。地形とかね、三角州とかさ、扇状地とか。
〜平野とか。なんかね必死こいて覚えさせられたりしますけど、関東ローム層とかね、中学時代なんか中学受験の思いですね。
そういうのがあったりしますよね。あと気候とかですね。
うん、ツンドラ気候とかね瀬戸内気候とか、瀬戸内気候と地中海性気候は似ているとかね。だから日本だとねあの辺で今オリーブ育ててますけどとかね。
あと、水資源の問題とかですね。大気の循環の話ですね。つまりそういうもの、まさに気候変動とかでかなり重要視されてる問題ですよね。あと地下資源の問題とかも、自然地理学では使ったりします。これもSDGs的な文脈でサステナブルなね、なんだ開発目標みたいなことですね。地球環境資源をどう使うかみたいな。化石燃料とかね。化石燃料とかですね確か中生代とか、古生代とかの時代にあの堆積した有機物をですね、
石油とかっていう燃料原料にしているので。だから、地球がうん億年年かけて形成した資源を人類はたった200年ぽっちで使い切れるというのが問題でありますと。
地球環境資源がですね。地下資源というのは限りがあるので、これが枯渇したときに新しいエネルギーどうすんのみたいな話があったりするので結構ホットなテーマではありますよね。
あとは里山とかねなんかね、あの、人間と自然との間の関係みたいなものも何か面白いテーマでしょうし。最近やっぱりそのね2000年代以降やっぱり自然環境の変化というか、自然災害とともにねある時代だと思うのでそういう観点からも、まさに地震とか、津波とか、その噴火とか、そういうものからどうやって人間の社会を守っていく。トンガでも大噴火ありますけども、ああいう自然の自然の変動のメカニズムを知ったりですね。する研究がこの自然地間地理学という分野でございます。
本当にこれは、地学とか地球科学とも区別は僕はついつかない程度に似てるなというふうに思うので。もうちょっと専門でやられてる方にとっては全然違うんだここが違うんだとかあるいはねここは一緒で共同してるんだみたいな意見があると思うんですけど。そういう自然環境と、あの空間のお話をするっていうのが自然地理学ですね。
自然地学というといろいろなイメージはね、人文地理学に比べたらつきやすいとは思うんですけど、どうですかね、そうでもないすかね。
そ自然科学っぽいイメージそうですね地形とか大気の循環とかも含めてやってくのでこの辺はね、ちゃんとのち地理学も何回かに分けて、ご紹介していく予定なので、詳しくなってきますけども。あの時間も時間なので最後ですね地誌学ってやつですね。
地誌学っていわゆる地域研究とも呼ばれたりしますよね。
地域についての研究、地域って言ったときなんか、どうもどういうものを地域だと思いますか。今ぱっと浮かんだのは、その地誌なんか歴史っぽいのかなと思って郷土料理とか、そういうことをやってるじゃないですかねって、何かあったねなんだっけ。
中学校とかね、何か郷土料理の違いとか何か勉強してしますよね。
うん多分地誌学という分野分類で一応やってるのかな。わかんないすけど、あとあれだよね何か北海道の家の形と沖縄の家の形全然違う。そういうのもわりと地誌学的な合掌造りと伝統的なあれとして、白川郷、それをなんか雪があるから云々かんぬんとか。でなんかあのね、韓国床下暖房とかオンドルっていうのが使ってやってるとかそういうなんか地域ごとの、特色みたいなものを研究するのが地誌学っていう分野であります。
でその地域の範囲っても結構伸び縮みするわけですよ。だから渋谷っていう単位もあれば、もっと細かくして桜ヶ丘っていう単位もあるし、はたまた渋谷なのか渋谷区なのかそれも違いますね渋谷っていったときのイメージと渋谷区って言ったときのイメージかなりずれると思うんですね。
初台とかね笹塚とかまで実は渋谷区ですから、代々木とかあっちもね渋谷区やったんで、次どっちかっていうと新宿じゃねみたいなうんところも渋谷区だったりするので、渋谷区って言ったときの広がりと、渋谷って言ったときのイメージと、うん渋谷の桜岡町とかねそう町って言ったときと1丁目と2丁目と違うとかね。
僕もね元々何とか町1丁目とか何とか町2丁目とか住んでたので、うんその丁目で全然違いますからねやっぱり生活圏って。なんかあんまそういうイメージがない。
いやなんか、かなり違うと思いますよ。特に小学生とかね、そういうような何か行動範囲狭い人たちからすると何丁目とかで結構変わっちゃうみたいな、のび太くんたちも何か同じ町内でなんか隣町のね子たち全然違うしなんか河原で何か野球やるみたいな、隣町に行くのにちょっと何かこうね、ちょっとどきどきするみたいなね。っていうのでそのね渋谷渋谷区渋谷そして桜岡町みたいなのでもかなり地域といっても多様性がありますし、うん。
今度東京っていうね、うん、うん、もう一つの地域地域なので。そうっすね、東京といったときも東京には東京23区って言ったときとね、多摩とかそういうのいろいろとも違うしね。首都圏っていうのも一つの地域ですか。今度は関東っていうのも一つの地域ですか。東日本というのも一つの地域ですし。今度は日本というのも一つの地域だし、確かに東アジアというのも一つの地域だし。今度アジアというのも一つの地域だし、ていうので結構地域の範囲って結構かなり伸び縮みする概念なのでどういう粒度で地域研究するかってのは結構違ったりしますね。だから確かにさっきの話からすると、ヨーロッパとヨーロッパの生活に比べてまだ確かにね東アジアと呼ばれる地域、つまり朝鮮中国日本の生活って似てるっちゃ似てるじゃないすか。
そうっすね。
どっちかって言うとうん。ただね、もうちょっとミクロに見ていくと全然違うみたい。韓国にはオンドルがあってみたな床下暖房があるけど日本はみたいな。まあね、ただねなんかもうちょっとまたマクロに戻すとなんかみんなお箸を使っててとか。顔も似てるとか。食べ物も結構近しくてみたい。
まあね今度はねアジアというところまで開いてみる広げてみると、うん。インドも米食べるしね。あと何だろうね。でもインドナン食べたりするしねまあね今度はねアジアってどこまでなんだみたいな話もなってくる。
アジアの特徴みたいなね。
うん。
アジアの特徴は何だと思います。アジアの特徴って何だと思います何だろう。
何だろう。結構難しいんすよ一口にアジアっつってるけどっすね何で何を何のまとまりをしてアジアっつってんのみたいな話になったりするわけですけども、こういうね地域の話をいろいろ地域のなんかこうね、マクロな地域像で、ミクロの地域の話みたいに全部含めて地誌学と言ったりするみたいですね。
はい。
地誌学っていうのはまあね。そこには地域には当然あのね文化とか、伝統とか、その歴史とか、あるいは政治的なものとか経済活動とかもあるし自然環境みたいなものも含まれているので、さっきの人文地理学とか自然地理学とかでやったようなことを、地誌学でトータルに見たりもするという。けども、一番は地域のことが知りたい地域の特性とか地域間の比較をしたりとか、あるいは地域間の類似点を見つけたりするってのが主な関心であって結構多分そういう観点から、高校地理というものは結構基本的に書かれてるんじゃないかなというふうに思いますね。
なんかアメリカの特徴を知ってみようとか、アメリカの産業はこれとこれとこれとかなんか有力でとか。なんかアメリカとの友好国はこことこことここでみたいな。アメリカの気候区分はこれでアパラチア山脈があったのかなとか、五大湖周辺では云々かんぬんとかね。ああいうのは多分基本的に地誌学と呼ばれるようなものに人文地理とか自然地理とかの知見が載ってるというような、形になるんだと思います。

まとめ


でですねそろそろまとめに入りますけども地理学というものは空間を扱う科学であると、学問であると。空間って何なのって言ったら地図みたいな、そういう情報としての空間もあるし人が作ったものとしての空間もあるし、自然が織りなした空間もあるし。あるいはそのある種のまとまりとしての地域という空間もあるし、うん全部ただ空間を扱っているのが、地理学の特徴でありましたということで第1回目この辺にしたいんですけど最後なんか感想とかありますか。
はい。
なんかやっぱり、一番最初にも言いましたけど、あの地理っていうと、やっぱどうしても地学的なものだったりあと、そのどこどこでプランテーションが行われてみたいな、そういう何だろう穴埋め的な暗記のイメージがすごい大きかったんですけど。全てに共通するのは空間なんだっていう話でかなりある種社会学的にその問い直すみたいな側面もあって、普通に考えるような地理と違って面白いなと思って、学びたいなと思いました。
はい。
このですねLoohcsアカデミーはそういう何かちょっと面白いポイントを紹介したいっていうのが、コンセプトであって、なんかねあんまり丸暗記の知識というか、これとこれ繋がってるんだとかこういう見方あるんだみたいなこともうできたらいいなと思ってるので今の感想とてもありがたい。ものですねただ僕は全然地理学門外漢なのでですね一番いいのはやっぱりこうね話を聞いてこうね鵜呑みにするんじゃなくて、自分で調べたりとか学ぶのが大事ということですね。
こういう話もあったと。いうのを、ね、酒じゃないな、酒は飲んじゃ駄目だね飲んじゃ駄目な人も聞いてるので何とかのつまみそうっすねして地理学意外と面白いかもと、コーラのつまみにその辺でもねいいので地理学意外と面白いというふうに思ってくれてですね、やっていた甲斐があるのでやりますということで、こんな感じで地理学も結構10何回分ぐらいは多分やっていけると思うので、お話していければと思います。ありがとうございました。

  1. Loohcs高等学院の名物お兄さん。彼の雰囲気は一見おちゃらけている。だが彼の知識はマリアナ海溝よりも深い。詳しくはこちら
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