ルークスの哲学

2021/10/10

ルークスの問題意識

現代社会はさまざまな課題に直面しています。差別や偏見の残存、格差や貧困の拡大、少子化や高齢化、過剰な市場競争や環境資源の乱獲、人間関係の希薄化やアイデンティの不安定さ、コモディティ化の進展や固有性の喪失、テクノロジー化の進展と生きる力のアウトソーシングなどなど。
このような現代社会の課題は究極的には「何が善いことなのか」「どう生きることがかっこいのか」「どうすれば多様な人々が共に生きれるのか」というような問いに結びつくとルークスは考えています。このような哲学的な問いに対して、教育を通して応えていくこと。これがわたしたちが取り組んでいきたいことです。

ルークスに込められた思い

Loohcs(ルークス)という社名は、Schoolをひっくり返した造語です。社会は大きく変化しており、さまざまな課題が日々積み上げられていますが、教育のあり方はほとんど変わりません。知識は一方的に伝授されのみであり、学んだことをもとに頭も五感も活用して困難な課題や哲学的な問いについて考え抜く機会はありません。尊敬されるあるいは尊敬できる教師は少なく、モデルとなる生き方を学ぶ機会もありません。学びの場は非常に閉鎖的で、画一的で抑圧的な指導が相変わらずなされています。
もともとSchoolには「余裕のある時間」という意味がありました。「余裕のある時間」を活用して人々は互いに知っていることや学んだこと、疑問に思っていることや課題に感じていることを話し合っていました。そのような時間と空間をもつのがSchoolであったはずです。わたしたちは現在の教育のあり方を問い直す、そしてもう一度豊かな学びの力を解放する。そのような次世代の教育を通じて、世界を豊かにしていく。そのような思いを込めてLoohcs(ルークス)というコンセプトを創造しました。

ルークスの根幹となる価値

ルークスの根幹となる価値は「すべての人は主人公」”Weaving Beautiful Narratives”です。その価値について説明する前に、問いたいことがあります。それは、「そもそもなぜ教育が必要なのか」ということです。「社会的に成功すること」「社会性を身につけること」「恥ずかしくない大人になること」色々回答はあるでしょうが、ルークスは多様な人々が共に生きていくために教育が必要なのだと考えています。多様な人々と共生していくために必要なのが、「美しい物語」です。物語とは、わたしたちが共有する世界観であり、わたしたちが共に紡いでいくものであり、そして将来へと受け継いでいくものであります。その物語は美しければ美しいほど、多くの人々に伝わっていき、多くの人々が協力したいものになります。すべての人が主人公であると信じ、すべての人のために美しい物語を紡いでいくこと。それがわたしたちが存在する意味であり、わたしたちの基盤となる価値なのです。

ルークスが目指していくもの

ルークスは「すべての人は主人公」であると信じています。そして、その価値を高めていくために「善きコモンズを豊かにする」”Good commons for All”をミッションとして掲げています。コモンズとは、日本語で共有財産と訳されたりもします。共有財産は人々によって耕され、すべての人が利用することができる財産なのです。それは、知識・環境資源・技術・教育の機会など多岐にわたります。ルークスは、多様な人々が共につくりあげ、共に活用することができる善きコモンズを豊かにしていくことによって、「すべての人が主人公」という価値を実現できると考えています。まずは、現在の閉鎖的な教育空間を解放することで、より多くの人々が語り合い、認め合い、高め合うことができる教育空間を豊かにしていくことがわたしたちの使命です。